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スケジュール

【番組予告&前回の放送内容】つれづれ・・・散歩道 3/22は...

09年03月15日

--[ ラジオスケジュール ]--

3月1日 野田市お醤油のまち散策編
3月8日 草加煎餅食べまくり編
3月15日 人形のまち岩槻編
3月22日 映画「ラ・ボエーム」編


※上記内容は予定となっていますので、変更される場合があります。  


--[ 3/15の放送内容 ]--

21年3月15日「人形の町岩槻編」

先日新宿のオペラシティーコンサートホールで和歌山県高野山の声明のコンサートへ行きました。
お経は、邦楽の発祥とも言われ立派な音楽なのです。お寺で行っていることをそっくりコンサートホールで聞いてみると、なるほど音楽ですね。時々高音になり沖縄音楽にも聞こえるし木遣りみたいにも聞こえ、なるほどルーツはここにあったのかと思いました。
休憩なしの2時間、高野山からの僧呂の皆さん本当に修行され素晴らしかったです。



さて、今日の散歩道は人形の作りの町として知られているさいたま市岩槻区へ入ったお話です。
今月一杯まで約1ヶ月間、地元の人形店や飲食店などの店先に今昔の雛人形を飾る「まちかど雛めぐり」が行われています。江戸時代の「享保雛」や現役の名工による新作、地元の住民が手作りの「つるし飾り」など98箇所に1万体を超える雛が並んでいます。
大宮から東武野田線で岩槻駅まで11分。駅前東口商店街で通行止めとなった所が会場です。実はこのオープニングセレモニーで歌ってきました。上田県知事や相川さいたま市長など来賓が多数お見えになりました。
紅い毛氈が引いてあり、金屏風がバックに。セレモニーでは若い男女が、雛人形に扮したパレードで照れくさそうにパレードする青年の姿がほほえましかったです。お琴の演奏や地元目組のよさこい踊りなどで寒さも吹き飛び、私も新曲をうたってきましたよ。沿道のお客さんや建物の階段からもたくさんの人が集まっていました。特にカップリングの「さくら草」は地元ではおなじみの花。なんとなく親しみを感じてもらえたかなと思っています。
リスナーさんもいらして「声は聞いているけどんな人だったのだ?」という方もいらっしゃいまして、・・・こんな人です。しかし、そういってもらえるのはうれしかったです。



さてこの後せっかく来たので散策することに、さてマップを広げ町を回ってみます。岩槻は室町時代に太田道灌が岩槻城を築いたことにはじまり、江戸時代は日光御成り街道の宿場町として栄えました。黒門のある城主公園に通りにはやっぱり人形店が多いです。
当たり前だけどみんな必ず店の名前に「人形の・・」とあります。江戸一大市場、需要があったのですね。それから岩槻のシンボルのひとつは「時の鐘」。古くから言い伝えがあったそうです「九里四方に鳴り響き。江戸にまで届くほどだった」と言い伝えがあるそうです。今も一日2回鐘の音を聞かせてくれるそうです。
最後に東玉人形会館の工房へ案内していただきました。人形は分業で作業されます。米俵のようなところに棒が刺してあり、真っ白く塗られた人形の頭がたくさんあり、これから順々に顔を描き、髪を結うというところです。人形を見ると細かいところまで丁寧に作られていました。この後2階新作の雛人形も見せていただきましたが、今の若い人はちょっと渋めでモダンな紫などを好むそうです。昔では考えられなくて時代の変化はこうした人形にも反映されていました。



お昼は駅の反対側の「まるしめ」というパン屋さんの2階のレストランで食事。
ここのパン屋さんの焼きたての「甘食」これがおいしいのです。買って帰りました。
江戸に近いということでこうして伝統文化が残されて訪れてみて初めて実感することができました。
4月には名物の流し雛などもあるそうで、満開のサクラの中とっても風流で素敵でしょうね。新しい発見となりました。

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