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スケジュール

【番組予告&前回の放送内容】つれづれ・・・散歩道 4/5は...

09年03月29日

--[ ラジオスケジュール ]--

3月15日 人形のまち岩槻編
3月22日 映画「ラ・ボエーム」編
3月29日 上尾編
4月5日 ステージ衣裳編



※上記内容は予定となっていますので、変更される場合があります。  


--[ 3/29の放送内容 ]--

「上尾編」


今日は上尾市を散策したお話です。
上尾は中山道のある宿場町。中山道筋は荒川の伏流水系でミネラルが豊富。
訪れたのは旧中山道沿いにある創業111年老舗の蔵元「文楽」さんへ。蔵元という日本のあの蔵は無くモダンな建物。「文楽」と書かれ、広い敷地の中にお酒の源の井戸があります。

ここにすずめばちの巣と言ったら笑われた「杉玉」と呼ばれる、新酒を造ったときの縁起物が祭られている。2人の若い社員の案内。といっても酒造りのプロで一人は工場長、社長室を女性に特別に見学させていただきました。女性も作るのですね!

文楽
http://www.bunraku.net/



さて、酒ができるまでの醸造工程を案内いただきました。衛生に気遣い工場内へは靴にカバーをつけてはいて入ります。
大きな貯蔵タンク室へ入れていただき、ガラス越しからのぞいていると工場長が「中に入ってみますか?」。
お言葉に甘えて中に入ってみると、随分高いところなので怖い怖い。お酒の中を見るには、覗き込まないと見えないので足がすくみます。
よくテレビで杜氏が酒のたるをかき回すのを見ますが、それと同じでにごり酒のように真っ白にぶくぶく発行中の炭酸ガスがむーっと入ってきた。ものすごい匂い。年に数名この中へ落ちて亡くなるそうだ。周りには人はいないし確かに危険。命がけです。
それから研究室へも案内いただきました。お洒落なバーのような感じです。冷蔵庫の中には試験管が入っており、お酒の素の「酵母」が入っていました。
おしまいは試飲。「しぼりたて」というラベルのできたてお酒を、作った人の手で入れていただいてとっても幸せ。透明だけど色がある、簡単にできたのではない事が解ります。いい香りがし、すーっと芳醇で甘すぎずぴりっと辛いような感じでした。
『ありがとう』と感謝の気持ちが深まっていい気持ちになり、この余韻が暫く続きました。



お酒の後は・・もちろんお蕎麦。
なんと文楽さんの1階には軽井沢や丸ビルにも入っている川上庵の姉妹店「東蔵」という蕎麦屋さんがあります。文楽さんと蔵元とお蕎麦のコラボレーションということで実にいい感じ。
とっても広くて2階もいい、お洒落なダイニングバーという雰囲気です。
それも中央が劇場のように盛り上がり、調理場が丸見えで現代作家の絵や置物があり、外にはお酒の新種ができたときに作られる杉玉が井戸の上に下がっていて、蔵元でそばなんて粋です。
春野菜のてんぷらと自慢のそばを食べてだしまき玉子。おいしかったです。
上尾にこんないいところがあるとは知らなかった・・・

東蔵
http://azumagura.com/index.html



放送できなかったけど他に立ち寄った上尾のお勧め店をご紹介します。
 ① 和風料理田中屋  上尾市愛宕1-28-20  048-775-3112
  若旦那は3代目でまだ30代、京都で12年修行し、京都料理組合の認定書取得
  上尾で地元の食材での京都料理はさすがです。是非また立ち寄りたいお店です。
  
 ②須田商店・リカー館スダ
   日本酒好きの店主が全国あちこちのみ歩き各地より「本物」だけを蔵元より直送。ショッピングモール「papa」の中にありますが、お米もこだわりでたいしたもの。ちなみに「村田」という東北のお米を実演で販売していました。

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