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スケジュール

【番組予告&前回の放送内容】つれづれ・・・散歩道 3/8は...

09年03月01日

--[ ラジオスケジュール ]--

2月15日 巣鴨大鳥神社節分祭編
2月22日 歯の矯正終了赤坂編
3月1日 野田市お醤油のまち散策編
3月8日 草加煎餅食べまくり編

※上記内容は予定となっていますので、変更される場合があります。  


--[ 3/1の放送内容 ]--

野田市お醤油のまち散策編

今日の散歩道は、千葉県野田市。江戸時代のはじめごろから、江戸は人口増加とともにしょうゆの需要が高まり、江戸に近い野田は本格的なしょうゆの大量生産が始まりました。食べ歩きや歴史の街を散歩するのが好きな私に「醤油工場の見学と街の散策に来ませんか?」と知人に誘われて早速いくことにしました。


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東武野田市駅を出るとお迎えにきてくれた地元ご夫妻が、「しょうゆの匂いがしませんでしたか?」といわれました。実は風向きでおしょうゆの匂いがするのだそうです。そういえば駅の先に白い大きな工場が見えてきます。キッコーマン醤油のマーク「萬」という文字です。ここが「ものづくりしょうゆ館」といって見学ができるのです。

広い敷地、手前には古い建造物、入り口にはあの昔ながらの卓上に置く醤油のビンの特大のレプリカがお迎えです。この見学は予約制で2人以上の無料です。案内してくださったキッコーマンの社員方は、芸人のようにユーモアたっぷり説明が上手です。

まずミニシアターで15分のビデオを見る。醤油の成り立ちやしょうゆが出来上がるまでの過程です。現在は世界に愛されている調味料として100カ国で使用されているということなどわかりました。
このあと工場内を見学して、印象的だったのはナイロンの布にもろ味を乗せて、ビルの3回分に積みあがった布に圧力をかけて10時間・・じっくりと醤油を搾り出す。ということなのです。昔ながらの手法で作る醤油を機械でより、確実に、安全に大量に作れるようになっているのですね。

そして最後にお勧めの「醤油ソフトクリーム」を食べることに。キャラメルの味です。
普通のソフトクリームに醤油を混ぜたということらしいのですが、結構いけます。
通常の丸大豆、薄口醤油、レンガ蔵しょうゆと3種類を食べ比べ。なんとお醤油で行います。ちなみに私はレンガ蔵醤油が好み。こくがあり、上品でいけます。



さて見学が終わると、お土産にお醤油をいただけますよ。「野田には関宿城ともうひとつのお城があるのですよ」それは工場そばに江戸川があります。その土手から見える白壁の城郭、御用蔵があります。宮内庁に収めている醤油の工場のことです。昭和14年に建てられたもうひとつのお城だったのです。現在も昔と同じ手作業で行われているとのことです。すごいですね、中には入れませんでしたが、赤い欄干がかかっていて景観も美しくまさにとのさまのいるお城・・ここで作られているとはびっくり!



次に「茂木本家美術館」へ移動。平成6年のオープンでまだ新しいのですが、建物には工夫があり現代的だけど、瓦が使われていたり、お醤油のこと「むらさき」といいますが紫色を壁にあしらっていたり随所にそうした工夫がありました。
こちらも予約していたので館長さんが説明してくれました。創業家のかたで、上品なそれでいて女性的な遊び心のある館長さんでした。それにしても光をうまく活かし、計算された素晴らしい美術館で、作品をよりひきたてていました。中でも目玉は梅原龍三郎さんの「鯛」という絵画。絵の具が飛び散るように、活き活きとした鯛の絵でした。



さて昼食はこの美術館の庭園を眺めての食事。予約制です。地元のお蕎麦屋さんがわざわざここまで来てゆでたてのおそばとそして天むすを食べさせてくれるのです。
ほんまもんの手打ちそばです。こうしたもてなしを大切にしてくれるのも創業家ならではなのでしょうね。
ご案内してくれた、柿崎ご夫妻ありがとうございました。
奥様は石川遼君のお家の近くでヘアスタジオぴゅあ美容室を経営しています。今度そちらへ行った際にはまたお邪魔したいです。

他にも見所ありぜひともお勧め、たまには趣向を変えて野田市の散歩はいかがでしょう?


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