千花有黄(ちはなゆき)オフィシャルサイト

名前はリラ・・・

トップ > スケジュール > 【番組予告&前回の放送内容】つれづれ・・・散歩道 4/19は...

スケジュール

【番組予告&前回の放送内容】つれづれ・・・散歩道 4/19は...

09年04月12日

--[ ラジオスケジュール ]--

3月29日 上尾編
4月5日 ウエディングドレス東大宮編
4月12日 新曲秘話編
4月19日
 茨城県古河編



※上記内容は予定となっていますので、変更される場合があります。  


--[ 4/12の放送内容 ]--

21年4月12日「新曲秘話編」

さて今日は「あなたがいたから」ができたまでのお話。
ちょうど4年前に再デビュー、ちあきなおみさんの最後のシングル「紅い花」という楽曲の作詞松原史明先生、作曲杉本眞人先生は、ご存知「吾亦紅」で大ヒットを飛ばしました。そのコンビに偶然にもご縁がつながり、12年ぶりに書いていただきました。
これまでの私の半生を元に「ひとりで生きた15年」をフレーズに再デビュー曲「ある黄昏」ができました。同じコンビでセカンドシングル「帰郷」は再デビューした私にとってまた音楽の世界で再びがんばっていくことへの不安な気持ちと重ね合わせたものでもあります。歌詞にも「ゆうべのあんたはけもの」と独特の表現があり新しいチャレンジ曲でもありました。
ラジオ番組も4年がたち手探りではじめたことがだんだん自分らしさが少しづつ作られ、気がつくと私のファンの皆さんは50歳代以上のファンが増え、女性も増えました。



さて今度の歌はどのようなものがよいかと聞いてみました。「明るくて先に光が見えるような歌」という答えが返ってきました。確かに昨年は世界同時不況というかつてないほどの暗い世相の風が吹き荒れました。
プロデューサーやスタッフと何度も話し合い、世の中に出ていない隠れた作品を聞き、その中から自分に合うものを選ぶ方法を考えたり、名曲をカバーすることなど様々考えました。しかしその時代の風というのがあり、今の自分に合う作品にはであえませんでした。そんなときに「明るくて先に光が見いえるような歌」といわれてハッとしたのです。これまでは自分自身に問いかける歌が多かったが今度はメッセージソングのようなものがいいのではないか。・・・感謝の歌、歌があったからこうしてがんばることができた。それはどんな人にも共通で何かがあったから・・・今があるのではないか。
プロデューサーがそのように答えを見つけてくれ、サードシングルは下地亜紀子作詞聖川湧先生のコンビとなり、作風も変わりました。



さくら草は私の実の妹のことを思い出したのです。
埼玉県に国の特別天然記念物のさくら草の自生地があると知りました。散歩道の取材のつもりでいってきました。場所は都心から程近い、さいたま市。田島が原という荒川の河川敷へ見に行ったのです。9月の終わりのこと、とても広いサクラソウ自生地は、雑草で生い茂りこんな自然が残っていることに驚きました。5.6メートルの高さの草むらには小道があり、歩いて地面をよく見るとサクラソウの葉っぱを見つけました。触ってみると弾力がありこんなところに春に咲くさくら草ってなんてすごいのだろう・・そう思ったときに、再デビューする前に7つ下の妹が姉の私をいつもニコニコ支えてくれたことを思い出したのです。妹は私にはつらい姿を見せずにいましたが最終的には随分とつらい思いをさせて傷つけてしまったのです。そんなことが心によぎりこうした私の想いが今回の「さくら草」の歌へと発展していきました。

さいたま市 田島が原の写真はこちら



『あなたがいたからも』『さくら草』もはじめに詩ができ、作曲家に渡りました。どちらもこれまでの思い出や身近な大切なことへのあらためての感謝を伝える歌です。そして雑草だけど一生懸命に花を咲かせていることを改めて気づくことによって、過去の自分の反省や初恋のほろ苦さのような、もう一度あの頃に戻れたらという願いのような歌です。

今年はこの歌を歌うたびに、多くの人に支えていただいたことへの感謝が間接的に
伝わればいいなぁそんな気持ちで歌っています。
作詞作曲の先生方は素直に作ろうとせず、そのまま歌ってくださいとアドバイスをいただきました。
ということで今日は新曲のお話になりましたが、今後、皆さんに親しんでいただければうれしいです。


あなたがいたから coupling with さくら草

スケジュールの一覧ページへ戻る