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スケジュール

【番組予告&前回の放送内容】つれづれ・・・散歩道 6/14は...

09年06月07日

--[ ラジオスケジュール ]--

5月24日「春日部編」
5月31日「旧東海道吉田屋編」
6月7日「深川・千住松尾芭蕉旅立ち320年編」
6月14日「南柏キャンペーン編」


※上記内容は予定となっていますので、変更される場合があります。  


--[ 6/7の放送内容 ]--

21年6月7日「深川・千住松尾芭蕉旅立ち320年編」


おはようございます。 今日の散歩道は深川へ入ったお話です。
なぜ深川かというと、松尾芭蕉が奥の細道の旅に出た5月16日は今年で320年を迎えるそうなんです。
これを記念してあちこちでイベントが行われています。



知人に誘われて今年で3回目となる「旅立ち320年記念奥の細道追体験クルージング」に参加した。門前仲町に集合し、深川散歩し、隅田川を屋形船で千住まで上り、千住宿の史跡めぐりをしてまた深川へ戻るというものです。

地元のガイドさんのご案内で有意義で中身のある散策でした。まず定員80名は越えているように見えました。門前仲町の駅前に朝9時半集合、ガイドさんや江東区の職員が引率、全国から来ているようです。中にはひとりで芭蕉と同じように旅立つという方もいらして・・・驚き!

本日のコースのマップ、見学場所の説明の用紙をいただき、これから約1時間半の間、深川に14年間住んでいた芭蕉ゆかりの史跡を巡ります。まずは芭蕉が住んでいた「採茶庵・さいとあん」へ、ぞろぞろと赤組、青組の二班に分かれて歩きます。途中、隅田川沿いの桜並木の小径が隠れた名所と教わりましたが、桜の咲く頃は本当にいいと思いました。ここを歩くと芭蕉の有名な俳句が木の看板に書いてあり、それを読みながら楽しんで歩くのももちろんいいです。



さてこの先には私も知らなかった『芭蕉史跡展望庭園』という場所があります。この庭園の入り口が小さな門になりごつごつした味のある石畳の階段を上がっていくとそこに芭蕉坐像があるのです。いい景色で隅田川が見渡せ、先には清洲橋が架かっています。ここ実は夕方になるとライトアップされ芭蕉坐像の向きが川のほうへ変わるそうですが、ちょっとお気に入りの場所となりました。



さて高橋船着場へつきました。さてこれから屋形船に乗り隅田川下流千住へ向かいます。何だか華やいだ気分になりますが、ここではノンアルコールでお茶のみです。それにお楽しみのお弁当の美味しいこと。重箱です。皐月弁当とかいてあり献立表が和紙に書いてありました。

亀戸「升本」というお店の人気のお弁当なんだそうです。品数豊富で鶏肉のしょつる焼き、牛肉牛蒡煮、野菜の煮物、こごみ煮、冬瓜煮、他。ご飯は茶飯、デザートは蕨餅。オリジナルとして亀戸大根たまり漬け。さわやかな風が頬をなで、船に揺られていい気分。しかしここではクイズ「奥の細道」があり、配られた用紙には芭蕉の有名な俳句10句があり空欄に言葉を当てはめるようになってあります。残念ながら私はひとつだけでほぼ全滅・・ああ情けない。

約30分の船旅を終え千住大橋の船着場に着きました。船を下りて今度は芭蕉の歩いた旧日光街道を歩き、千住宿の史跡巡りです。矢立初の句「行く春や とりなき魚の 目は泪」これは芭蕉の後を追いなかなか帰らない弟子たちと別れ、奥の細道の旅へでた心境の句であり矢立初の句です。

芭蕉の像がありますが、こちらの芭蕉像はふっくらしています。やっちゃ場跡から千住宿貫目改め所まで歩きガイドさんに説明していただきました。

とても印象に残ったのは芭蕉の有名な俳句は、何度も何度も推敲して作られたということだそうです。やはり簡単にできたわけではない、ということは芭蕉先生もこうじゃないああじゃないと悩んだのかと思うと、改めて松尾芭蕉の偉大さを妙実感し、何だかお徳気分になりました。それにしても有名な俳句だけでも知っておきたいです。



さて駆け足でお話しましたが、実際には中身は濃く、それに運動不足も解消!よく歩きました。ちなみにこのツアーは超破格お土産付2500円で申し込みが殺到したということで非常にラッキーでした。
帰りの屋形船にはカラオケがあり、突然ここでご披露することになりました。

ちなみに、出演料はクイズの商品がひとつ残っており芭蕉が愛した小さなカエルの置物をいただきました。妙にかわいくて今も大切に部屋に飾ってあります。



旅立ち320年記念奥の細道追体験クルージング:あだち観光ネット(新着情報・お知らせ)
採茶庵・さいとあん:深川界隈資料写真と解説(6)
芭蕉史跡展望庭園:おくのほそ道−芭蕉と深川界隈
亀戸 升本:亀戸 升本/升本レストラングループ

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