千花有黄(ちはなゆき)オフィシャルサイト

名前はリラ・・・

トップ > スケジュール > 【番組予告&前回の放送内容】つれづれ・・・散歩道 7/2は...

スケジュール

【番組予告&前回の放送内容】つれづれ・・・散歩道 7/2は...

09年06月28日

--[ ラジオスケジュール ]--

6月21日「上尾・蕨キャンペーン編」
6月28日「旧古河庭園散策編」
7月5日「古河ホタル祭り編」
7月12日「相田みつを美術館編」


※上記内容は予定となっていますので、変更される場合があります。  


--[ 6/28の放送内容 ]--

旧古河庭園散策編


一昨年作った梅酒がだいぶ減ってきたので、今年は作ることにしました。
まだ空けていない一升瓶の焼酎があるのを思いだし、これを使えないかなと調べたら、ホワイトリカーでなくとも焼酎や純米酒などでもおいしいよということで「よし!今回は焼酎で!」となりました。

梅のへたをつまようじで採ると甘い梅の匂いがぷーんといい香り。ビンに梅を入れ、黒砂糖を入れ、焼酎をいれて出来上がり、半年後ちょっと疲れたときにちびちびと飲むのが楽しみです。



さて今日の散歩道は、北区にある旧古河庭園へ出かけたお話です。ちょうどバラの花が咲く頃ふらっと寄ってみました。
京浜東北線JR上中里駅で7、8分。小雨降るこの日、飛鳥の小径を歩くと、古いお寺や神社があります。本郷通りに出るとビルが立ち並び、都心に人を寄せ付けないような門構えがあります。ここが「旧古河庭園」の入り口です。

中へ入ると受付があり、その奥にはっとする石造りの英国王朝風な洋館。雨に濡れるとこげ茶色が一層濃く見えます。窓枠などはクリーム色でいいコントラスト。この建物と一対となった左右対称の花壇は、ほとんどがバラです。バラは一つ一つが凛として大きくそれは美しいのです。

名前もいろいろですよ。マリアカラスはピンクで大胆な花、非常にいい香りがします。
カトリーヌ・ドヌーブは上品なオレンジ色。日本名「初恋」は白だけどほのかにピンク色が混じる。ムーンシャトウはかおりの大賞受賞で甘〜く芳醇な香りがします。

洋館は小高い丘に立っていてバラ園の先は斜面になっています。つつじがあり、その先の低地には日本庭園が広がり、雨に濡れて灯篭や石がきれいだった。石と石がからみあって崩れそうで崩れない姿が美しいという「崩れ石つづみ」というのも興味深かったです。



さてどんな人が住んでいたのでしょう?もともとは明治の元勲・陸奥宗光の別邸で、次男が古河財閥の養子になり、古河家の所有になっているそうです。

建物の内部の見学は予約制ですが、空きがあり見学させていただきました。当時この広いこの邸宅には3人しか住んでおらず、使用人が40人いたそうですよ。主に庭師がおおかったそうです。しかし数年しかすんでおらず、迎賓館、また英国大使館の独身寮などと時代と共に変貌し、昭和31年に開園されるまでの30年間は空き家となっていたそうです。

設計者はイギリス人のジョサイア・コンドルさんで、鹿鳴館、ニコライ堂、旧岩崎庭園などを作った人。日本通で知られ奥さんは日本人だったので古河邸も2階に特徴があります。なんと洋風なのに扉を開けるとたたみの部屋や仏間などがありました。

天井が高く、壁は白。各部屋には暖炉があり、壁紙も、部屋の雰囲気に合わせて作られています。
襖には金砂子がぼかしてあり、欄間は杉でできています。ゴウ天井で高い格式の造り。見学者は女性が多かったのですが、「あら~素敵」とため息がもれていました。

メインの食堂はバラが美しく咲いていてこんなところで食事ができたら素敵だろうなと想像をめぐらしました。



帰りは、駒込駅方向へ歩いて帰るのもお勧めです。歩いていると結構歴史的な面影を発見します。途中にぎやかな「しもふり商店街」でおいしいメンチカツを売っているお肉屋さんがあり、揚げたて松坂牛メンチカツを食べました。バラ園のある洋館の後は何となく庶民的になってしまいましたが、これも散歩の楽しみの一つです。



旧古河庭園|公園へ行こう!

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: しもふり商店街


スケジュールの一覧ページへ戻る