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スケジュール

【番組予告&前回の放送内容】つれづれ・・・散歩道 7/12は...

09年07月05日

--[ ラジオスケジュール ]--

6月21日「上尾・蕨キャンペーン編」
6月28日「旧古河庭園散策編」
7月5日「古河ホタル祭り編」
7月12日「相田みつを美術館編」


※上記内容は予定となっていますので、変更される場合があります。  


--[ 7/5の放送内容 ]--

古河ホタル祭り編


今日はホタルを見たお話です。以前番組で、都心でホタルを見に行くのに行列で並んだお話をしました。今でもホタルを見た感動は忘れられません。

都会では並んだり限られた形でしか見られないと思えば、少しずつ増えてはいるものの日本中でホタルは見ることができなくなっているといいます。これは農薬のためにホタルが幼虫のときに食べるえさが無いのが原因だそうです。

今回訪れたのは茨城県古河市。5月の末にコンサートを行い地元の皆さんとご縁ができ、「ホタル祭り」に呼んでいただいたのです。



古河市は以前番組でも、春に桃祭りと地元のフナの甘露煮のお店のお話をしましたが、今回行った場所は古河市の西部に位置し、古河市と合併した「旧総和町」。
「蛍祭り」の会場は古河駅から車で7、8分くらいの、「ネーブルパーク」という公園です。のどかな田園風景が広がります。

こんなのどかなところだからホタルが見られるのは当たり前、と思えばそうではなく、地元のロータリークラブ古河中央の皆さんの熱い思いと努力が町を動かしホタルの里として実現したのです。
なんでも卒業式の「ホタルの光、窓の雪」のホタルを見たことがない子供がほとんど、今後その子供たちが情緒や感動がなくなることを危惧したことがきっかけになったそうです。

そのためにこのネーブルパークの公園が適していると決まり、まず公園内の小川をホタルが成育できるように、改修し、農薬に汚染されていない地下水をポンプでくみ上げ整備します。
ホタルが食べるえさである「カワニナ」という小さな巻貝は、栃木県で10キロほど取ってきて、みんなで飼育し、増やします。
ホタルの成虫は、100匹、岩井市からもらいうけ、ホタルの家を作って「カワニナ」「ホタル」を飼育したそうです。
このように環境の改修工事を行い、人口小川にホタルを放流し毎年ほたるがみられるようになったのです。

木のぬくもりのイベント会場では、民族舞踊やダンス、ロックミュージックなどアトラクションが行われています。500名ほどの来場者がきていました。
夜の野外ステージは心地よい風が吹いて、とっても気持ちよく歌わせていただきました。



いよいよホタルを見に行きます。会場から少し歩きます。暗闇に足元を照らす明かりを頼りに小高くなった小道を下ると、前日の雨で少し蒸し暑かったのがホタルには最高の日。大勢の子供をつれた家族連れが小川の流れる草むらに集まっています。ひんやりとして静かだけど、自然の音がします。
「あっホタル!」ぴかっぴかっと光をはなっています。ここにいるのはゲンジホタルでホタルの中でも一番大きく、以前見たヘイケホタルの倍くらいの大きさにみえました。柳が風に揺れて蛍が光っているので宙を舞っているようです。

ここでは並ばなくとも誰でも自由に自然を感じながら自分の町でホタルを見ることができる。本当に幸せですね。親子が楽しんでいる姿を見てとてもほほえましく感じました。



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