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スケジュール

【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 12/6は...

09年11月29日

 [ラジオスケジュール] 

11月22日

長野りんご狩り編

11月29日

広尾・青山美術館めぐり編

12月6日

大塚ふぐ店編

12月13日

都内アンテナショップ編


※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。



[11月29日の放送内容]

広尾・青山美術館めぐり

今日の散歩道はこの10月に新しくオープンした美術館に行ったお話です。
今話題になっている「山種美術館」と「新・根津美術館」です。

まずは山種美術館へいきました。明治の米相場と昭和の株式市場で財を成した創立者山崎種二は大物実業家。近代日本画専門のコレクションがあります。

恵比寿駅西口からバスに乗り5分「広尾高校前」下車すると目の前にモダンな建物があります。
通りに面しておりカフェとなっています。地下の階段を下りるところに「加山又造陶板壁画」金の千羽鶴が目に入ります。
この日は会館記念展「速水御舟展」。山種美術館には速水御舟の作品120点や近代日本画を数多く所有しています。速水御舟は明治27年生まれ40歳の若さでなくなっています。

作品を順を追ってみていると、挑戦し苦悩しているのが作品の流れと解説によってわかります。また、ヨーロッパに10ヶ月旅行した際の貴重な日記帳などがあり旅支度のメモがあり金額も書かれていました。几帳面で紳士的な人に思えました。やがて御舟は従来の日本画にない象徴的装飾的な表現を試みます。特に「炎舞」という作品が有名。オレンジの炎の中に貝殻のように白やブルーの蛾が舞っているのですがひときわ目を惹きました。




山種美術館を出て今度は歩きます。30分ほどのんびり歩きながら、お店などを発見しながら「根津美術館」へ着きます。

私がたまに行くジャズクラブのブルーノート東京や岡本太郎記念館の少し先にあります。3年半前にここで、有名な尾形光琳の杜若の屏風図を見に行った以来です。

美しい竹林に覆われたその中に、明るくて天井も高くガラス張りで広がり間を感じる建物。入ると仏像が並んでいます。国宝の「那智瀧図」や「吉野龍田図屏風」。仏像のある展示室も良かったです。平安時代や鎌倉時代の仏像がありますが、本当にホッとします。
2階の中国の陶磁器や青銅器なども素晴らしく、観賞しやすいように照明なども作品が一層、重みを増すように感じました。

それにここの美術館はなんといっても広い庭園が最高なのです。4つの茶室に、船の浮かぶ池、鳥居、石仏、石塔、木々も色付き始めていました。

ここで庭を見ながらランチを食べました。本日のパスタ、トマト風味のツナとコーン。
またデザートには人気のモンブランを注文、前面がやはりガラス張りになっているので高原の中でお食事をしているような気分になってしまいました。




どちらの美術館も展示されている作品はもちろんですが、それをうまく引き立てている建築も素晴らしいなと思うのです。少し時間に余裕を持ってじっくり観賞したいものですね。

また近くには少し歩きますが国立新美術館や森美術館やサントリー美術館もあるし、散策しながら芸術の秋を楽しむのはいかがでしょうか。




◇リンク◇


日本画の専門美術館「山種美術館」
根津美術館

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