スケジュール
【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 12/13は...
09年12月06日
[ラジオスケジュール]11月22日 | 長野りんご狩り編 |
11月29日 | 広尾・青山美術館めぐり編 |
12月6日 | 大塚ふぐ店編 |
12月13日 | 都内アンテナショップ編 |
※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。
[12月6日の放送内容]
大塚ふぐ店編
さて今年も残すところあとわずか、美味しいものが食べたい!そこで今日の散歩道は「ふぐ」を食べたお話です。
食通の知人から、とっておきのこのふぐ屋さんをご紹介いただきました。
なんでも、ここはいいものを出してくれる。しかも、銀座などで食べるよりも値段が安い!とのことです!!
なんとお店はJR大塚駅。南口から歩いて5分ほどのところです。大塚といえば、私は以前、ライブをやったことがあります。また、演歌歌手時代には大塚の喫茶店でアルバイトした経験も。ある思い出の場所です。
都電が走っていて、なんかいいですね。サンモール大塚という商店街のアーケードをくぐりますと、飲食店がたくさんあり、下町風情です。大塚はその昔、産業地で、にぎわっていたそうですね。
お店は「米作」といいます。創業36年でふぐ一筋のお店です。
看板が年季をかんじさせます。店に入ると、人のよさそうなご主人といい感じの奥様がお迎えしてくださりました。息子さんとご家族3人で切り盛りしているそうです。
シンプルな佇まいで店内は特に装飾も何もなく、お味で勝負という感じ。
小あがりがあり、10人ほどで満席。しかし、お品書きの文字がどこかが違う!しっかりした毛筆で「鶴太郎さん」だそうです。
「ふぐさし」「とうとうみ」「三河」あまり聞きなれない言葉が書いてあります。
ところでふぐには3枚も皮があるということご存知でしたか?通ならば身より皮を好む人が多いそうです。
ですので、ふぐの調理人は解体するよりも、皮の処理・調理のほうがずっと技術がいり、手間がかかるそうです。みがいたふぐをわざわざお皿に載せて見せていただき説明いただきました。
まずは、ふぐを解体し、外側の皮をはずし、目玉や内臓を取り除く。「身欠き」みがきといいます。
ちょうどみかんの皮をむいたように身に薄皮がついているのが「みかわ」。
その外側が「とうとうみ」で一番外側の皮が、あの黒っぽい皮です。
この日はお任せ。早速出てきたのは「みかわ」湯引きしてあり、大根おろし、ポン酢でいただきますが・・・お、おいしい。
ちょうりするまえの「とうとうみ」は・・真っ白の鶏肉のような皮。
これは七輪で焼いて食べます。ミノのように吸い付くような触感、なんともいえないお味。 こんな美味しいもの初めて。
珍しい「ふぐのたたき」に「ふぐのサラダ」はゆずや朝付き白菜、ふぐの身と合えています。
「ふぐのにこごり」せっかくなので「ひれ酒」をいただきます。・・・マッチで火をつけて、大きなひれ、いい香り、心まであったまりますね。
驚きはまだ続きます「からあげ」がすごい。ふぐの肩からあばらのところの油がのっているところ、ですので、大きいからあげなのです。なんとも香ばしく先ほどのとうとう身のように、弾力があり、揚げた衣も素晴らしいのです。
そして「ふぐの白子」大きいですね。三角型で表面は塩がまぶしていい感じにうす狐色に焼けて出てきました。クリーミーで外の皮が薄いのにとっても、しっかりとして、やっぱりふぐってすごいなと思いますね。
最後はふぐの雑炊、雑炊もごはんにおもちを入れもっちり系が好きな人もいますが、今日はあっさり、スープを楽しむタイプをいただきました。
やー幸せなひと時、今年はいろいろあったけど、美味しいものを食べられて幸せ気分でした。
いい忘れましたが、当店の「西施酒・(白子酒)」他にはありませんよ!!絶品!!!
このお店の近くには「天祖神社」というところがありお参りして来ました。老舗和菓子店「千成屋」のひょうたん型の千成最中も美味しいですよ。
◇リンク◇
米作 大塚駅前(東京23区その他) - Yahoo!グルメ
千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: ふぐ料理店