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スケジュール

【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 1/31は...

10年01月24日

 [ラジオスケジュール] 

1月17日

鎌倉俳句の会編

1月24日

水上町湯宿温泉編

1月31日

宇都宮の餃子めぐり編

2月7日

茨城県日立市鵜の岬編


※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。



[1月24日の放送内容]

水上町湯宿温泉編

おはようございます。ここ数年はお正月といえば一人旅が多く、昨年は京都市内と丹後半島に行ってきました。さて今年は女5人の温泉旅行そんなお話です。
 
女ばかりそれも60半ばが3人と40代二人のにぎやかな旅でした。場所は群馬県水上町の「湯宿温泉」というところです。
上野から特急水上号で2時間ちょっと、途中から乗る知人もいるため新幹線は使わずにのんびりと、約2時間。後閑駅で下車。そこからバスで20分ほどで行くと「湯宿温泉」があります。

バスを降りるとやっぱりこちらは寒い、山には雪がまばらですが積もっており、ちらちらと雪が降って旅情気分を掻き立てます。ひなびた静かな温泉街で、旅館派全部で7軒。新潟県境の三国峠の手前の国道17号沿いに温泉街があります。
温泉の開場は1200年前、宿場町として栄え、初代沼田城主の真田信之が関が原の合戦後に疲れを癒すために訪れたことで知られています。




今回お邪魔しましたのは「金田屋」旅館さん。創業133年。現在館主は5代目。2階建ての木造旅館。館内には歌人若山牧水が泊まったというお部屋が今もそのまま談話室として利用できます。この日はお正月3が日で1万2千円でしたが、通常は1万円でお釣りが来ちゃいます。
私の泊まったのは2階のお部屋。部屋には炬燵がありました。さてまずは早速浴衣に着替えて温泉に入ることにしました。
 
文殊の湯というのが女風呂で、お風呂は木曽檜でできて本当にいいお湯でした。無色透明で、お湯はやわらかくて熱すぎずぬるすぎず。効能は神経痛や痛風などにもよいそうです。またかけ流しの湯は飲んでも良いそうで、コップがおいてあります。
これは胃腸や糖尿病によいということです。飲んでみると臭みもなく違和感なく、スーッと飲めました。湯治に来る人が多いのもうなづけます。いい温泉が何よりのご馳走、ゆっくりと入浴しました。

食事も良かったですよ。こちらは当時に来るリピータも多いので食事は野菜がたくさん取れるように1泊2食で40種類の野菜が食べられるような献立なんです。お膳には会席料理のように、順番に持ってきてくれます。
切干大根とほうれん草のおひたし、ゴマとうふ、豆乳鍋、海老としいたけのしぐれに、湯葉蒸しのわさびあんかけ、名物のリンゴのグラタン、しゃけのたたき風サラダ、てんぷらと盛りだくさん。特に女性は食事にうるさくて、この日もこの食材は何だとか、味付けのことなど、料理に話に花が咲きます。




私が一番印象に残ったのはみんなで大騒ぎしてめぐった「お風呂めぐり」。地元の人が利用する共同風呂が4つあります。いくつかは一般の人も入れますが、すべては鍵がないと入れません。

旅館から鍵を借り、いざ外湯めぐり!シーンと静まり返ったコンビニなど何もない石畳の路地を浴衣姿で寒いといいながら目的の外湯を探します。「窪湯」「松の湯」「竹の湯」「小滝の湯」5、6人も入れば一杯の小さなお風呂で、お湯が旅館とは違い源泉で熱いのです。
しかし、夜も遅くなるといいお湯加減になってそんなに熱くもなく、いや外の寒さでからだが麻痺していたのかもしれませんが、とにかく入ったときのお湯の感触が最高にいいのです。また、それぞれ入ったときのお湯のトロットした感じや匂いや肌触りが違い、いいお湯加減に調節している旅館とはまた違うよさがあり、入ってみて正解、それに人が少なく贅沢で何だか充実感。
それにしてもそれぞれの温泉にはいる度に歓声をあげにぎやかなこと。長湯すると次の温泉へ行くのが億劫なので、少し入ると一番太ったオバちゃんが「それいくぞー」全員浴衣の下は何もつけずに・・女は元気です。





翌日、旅館のご主人に「たくみの里」という宿場町風の建物が並んでいるところを教えていただきました。陶芸やガラス工房、和紙細工、藍染など工房、パン工房などあらゆるたくみが集合しています。
景色もいいですよ。まわりはリンゴ畑にブルーベリー園、お人気の場所があります。途中、お猿さんの親子が電線を綱渡りしているのを遭遇、もう自然そのものです。お昼はこのたくみの里に「八兵衛」というお勧めのお蕎麦で食べました。

本当にいいお蕎麦、材料がいいのでしょう。干し柿のてんぷらなんて、結構いけます。
想像以上に楽しかった湯宿温泉、地元の人もあったかくて人情があり、これから少しずつ、春の訪れを感じどんな表情を見せてくれるのかと思うと楽しみです。





◇リンク◇

ゆじゅく 金田屋 / 水上温泉

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: 湯宿温泉
千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: 共同風呂
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