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スケジュール

【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 2/28は...

10年02月21日

 [ラジオスケジュール] 

2月14日

西国分寺お蕎麦屋さんとお鷹の道編

2月21日

石神井公園といわはきちひろ美術館編

2月28日

梅が丘梅祭り編

3月7日

渋谷松涛レストラン編


※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。



[2月21日の放送内容]

石神井公園といわはきちひろ美術館編

石神井公園に黒鳥が飛来しているとニュースで聞き、へー珍しいと早速いってみることにしました。以前、埼玉県の深谷市や千葉の印旛沼で白鳥を見て以来でした。しかも黒鳥は初めてとっても楽しみです。




西武池袋線石神井公園駅で下車し南口を出て公園通り商店街を歩き左手に曲がると坂になり、あたたかい穏かな日差し、前方にきらきらと光が見えます。石神井池です。
さて黒鳥はどこに?イグサ通りを越えて三宝寺池のほうへ足を伸ばしていると、1人のガイドさんらしき方が10名ほどのグループにお話しています。「今日の黒鳥情報ですが、昨日までいましたが今日お帰りになられたそうです」。ショック...。
 
ならば食事でもしようと途中に素敵なお店があったこと思い出し、来た道をもどります。ボート乗り場の手前にあるレンガ造りの建物「ロニオン」というイタリアンレストランです。結構昔からある人気のお店らしいです。初めてでしたが店内に入ると、異国情緒たっぷりにカンッツオーネが流れています。音楽はいいですね。窓からは石神井池が望め、テラスにはテーブルがあります。なんだか雰囲気がとっても良いので食前酒を飲みたくなりました。
「ギャビイ」というシャンパンを注文。一緒に運ばれたおつまみのパプリカのピクルスのオリーブ焼きが合います。それに一日限定10枚ピザ、モッツアレッラチーズとバジルのピッアを注文、ぱりぱりの薄い生地でとろーりのチーズが美味しい。
またシャンパンの泡を見つめていると、なんともいえないロマンチックな気分に・・黒鳥のこともすっかり忘れこんなお一人様もいいものです。
このシャンパン美味しいので聞いてみたら、市販されていないとの事。生産者が直接持ってこられたのだとか。




このまま帰るのも淋しいなと思ったら「いわさきちひろ美術館」がわりと近くにあることを聞きました。
石神井公園からバスに乗って4つ目、上井草駅入り口で下車。住所でいうと練馬区下石神井で、「いわさきちひろ美術館」は閑静な住宅街の中にあるのです。
ちひろさんはこちらで最後の22年間を過ごし、自宅兼アトリエが復元されています。中に入るとガラス張りになった窓際にはカフェがあり中庭が見渡せる、テーマは「ちひろ冬の詩」、絵本などで淡い水彩画で子供の絵をよく見かけましたが、原画で見ると一層色彩の美しさにはっとします。

特に冬は自然の色があまりないため、子供のセーターや手袋、靴下髪飾りやお正月の着物などに、カラフルに色がほどこされ、子供たちのちょっとした表情や雪遊びに夢中になっている姿もほほえましくなり、心をひきつけます。
色ってやはり人間に影響するのですね。ちひろさんの人柄が伝わってきます。愛情を色使いと色の取り合わせによってここで本当に癒されました。ちひろさんのアトリエの机ですが右方向に採光を採るように、窓辺に配置されているとの事。さしこむ光は特に大事だったのかなとおもいました。
「大人になるというものは」ちひろさんの言葉が大きく壁に書かれていました。
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若かったころには戻りたくありません。大人というものはどんな苦労が多くとも自分のほうから人を愛していける人間になるということだと思う
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とありました。考えてみれば私もそうでしたが、年を重ねていろんな経験をすることによって、人や物を愛せるようになってきたのだと思いますものね。そんな考えを持っていたのかなと、やさしい絵の中に、鋼のような芯の強さを感じ、とても惹かれました。






◇リンク◇

ロニオン [食べログ]
ちひろ美術館・東京

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」:
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