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スケジュール

【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 1/23は...

11年01月16日

 [ラジオスケジュール]  
1月2日浅草羽子板市編
1月9日羽田空港編
1月16日根岸・正岡子規庵編
1月23日弥生美術館・千花有黄の名前編

※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。



[1月16日の放送内容]

根岸・正岡子規庵編
 
今日の散歩道は正岡子規の終焉の地である台東区根岸へ行ったお話です。
実は年末に愛媛みかんが宇和島市に住む知人から送られてきて、ちょうどその時、NHKドラマ「坂の上の雲」を見ていたのです。主な登場人物の一人が俳人の正岡子規。

その時の子規が住んでいる家を見ていて、小庭があり糸瓜棚があり印象に残っていたんです。正岡子規にも興味を覚えていくことにしました。



場所は鶯谷駅から5分ほど。書道博物館のお向かいの古い住居そこが「子規庵」です。
周りの建物に比べ、子規庵だけが平屋作りです。塀にはやはり坂の上の雲のポスターや子規の俳句が張られています。

玄関を上がると右に3畳間、左は受付。8畳の間には子規の彫像、俳句ポストが設置されている隣が有名な病室で6畳の間。机がおきてあり左足が不自由な子規の為、立てひざできるようにくり抜いてあります。庭に面しており、ドラマで見たのと同じです。

やっぱり、糸瓜が印象的だった。日除けとして糸瓜棚が作られたそうだが、冬にもかかわらず30cmくらい大きな糸瓜がぶら下がっていました。



「糸瓜咲て痰のつまりし仏かな」
子規がなくなったのは9月、糸瓜の花は黄色、死ぬ12時間前に最後の自分の姿を俳句にしたと思う。死ぬ寸前まで生き切った正岡子規に、本当にここにいたのだと思うとちょっと感動的。

12月23日に行ったが偶然にも「与謝蕪村の蕪村忌」でこの俳句ポストが松山市から設置される記念の行事が行われていました。

子規の後輩に当たる開成高校5人の中・高校生が自分で作った俳句をこのポストに投句しました。初々しい姿、さわやかだった。きっと天国で子規も喜んでいるだろうと思います。

子規生前蕪村忌には門弟など40人も集まり句会をしていたそうです。その写真がありますが昔の30って大人ですね。

蕪村忌には子規の好物のココアと風呂吹き大根が振舞われ、私も頂きましたよ。ホクホクと体が温まりとっても幸せを感じました。

という事で、愛媛みかんを送っていただいたおかげで偉大な俳人正岡子規に触れた一時でした。


◇リンク◇

子規庵 東京都指定史蹟
与謝蕪村 - Wikipedia
正岡子規 - Wikipedia

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」:2009.12.27

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