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スケジュール

【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 1/9は...

11年01月02日

 [ラジオスケジュール]  
12月19日山梨県石和温泉編
12月26日甲府とりもつ煮編
1月2日浅草羽子板市編
1月9日羽田空港編

※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。



[1月2日の放送内容]

浅草羽子板市編
 
今日の散歩道は昨年の年末に浅草の羽子板市へいったお話です。
年末とはいえ雷門の前はにぎやかで、仲見世通りは今年の干支のウサギの絵馬や、ウサギの大きな羽子板が飾られていました。

大きな提灯のある宝蔵門を越えて左手、五重塔のほうです。20数軒以上の羽子板の露天が軒を連ねています。初めて行きました。

羽子板はもとは中国で邪鬼を追い払うタマ打ちから始まったそうですが、日本では室町時代から入り、江戸時代後期に歌舞伎の名場面や舞踊姿、浮世絵師の描く役者姿を押絵細工にして羽子板に取り付けたのが始まりです。景気を押し上げ邪気を跳ね除ける、遊び道具にとどまらずに末広がりのめでたい形の縁起物。また女の子が生まれて初めて迎えるお正月には贈り物とする風習が今も伝えられているそうです。



こうした羽子板は板から飛び出しているようにあでやかな振袖姿で、髪にはかんざしなどがつけられています。羽子板は手作りなので見れば見るほど工夫されこだわりを感じ見ているだけで癒されます。

いい材料を使っているものはやはり高いです。小さなもので5千円くらいからあり、主流の2万円くらいのものが真ん中に陳列されています。こうしてたくさんの羽子板を何十件と主背を見てまわるのは初めてです。

あらためて客観的に見てみると見得を切った男物の羽子板がいいですね。粋な助六の大きな羽子板には「海老蔵さん精進し芸を磨いて復帰待っています」とのコメントがあり注目を浴びていました。

変わった羽子板は昨年の流行語にもなった「ゲゲゲ・・」みずきしげるさんご夫妻と鬼太郎の登場人物の描かれた大きな羽子板に、落語の笑店の大喜利のメンバーの羽子板、坂之上の雲の秋山真之や坂本竜馬などありました。



記念に昔の少女漫画の絵のついた懐かしい羽子板を買いましたが、やっぱり他の羽子板を見ているうちに、そうだ来年はいい年でありたいなと思い、また引き返しあるお店でなかなか商売人のおじさんに、男性の粋な羽子板で縁起のよいのはないかとたずねたら、弁慶のにらみをきかせた羽子板をもってきたんです。

『にらみが最高だよ』確かに迫力満点。山伏のかっこうして刀を差して、着物も金糸をあしらっています。

5千円くらいのでいいかなと思っていたので、手ぬぐいを頭にかぶった職人姿のお兄さんみたいものなど、他にいくつか見せていただきました。しかし、見ているうちに目移りしはじめ、だんだん何がよいのか...。

縁起を担ぐのならと思い、来年にかける気持ちで、えいっ!!と弁慶の羽子板を買っちゃいました。60センチくらいあったかな。手締めをしてもらったのですが、これにはご祝儀がいるよと言われまして...。



買い物客にも声をかけてもらいみなさんからもお手拍子といい気分でしたー。
お金を出して初めて粋な気分を満喫、おそらく江戸時代の人もそんな気合で買ったんでしょうね。

帰りは気分よく浅草寺の近くを散策、伝法院の通りから、演芸場がある六区ブロードウェイ商店街の「リスボン」という洋食屋さんへいきました、浅草にはこうした昔ながらの洋食屋さんが結構あります。

ビールにオムライスに、ハヤシライスビーフシチュウ、私は単品で「ロースカツレツ」白いお皿にキャベツの千切りと、こんがりと揚げたロースのカツレツが出来立てでジューっと音がしています。

「マカロニグラタン」もホワイトクリームが熱々で美味しい。歴史のあるお店なのでなんだか懐かしい気分になります。

お店の外では大道芸が行われていました。BGMに「リンゴの歌」「東京ブギウギ」が聞こえてきます。人形のように踊る赤いドレスの女の子のパフォーマンスが印象的でした。

また時折、人力車が通ったりするので、江戸時代のようでもあり、明治・大正・昭和の面影も感じさせ本当に浅草って魅力的な町です。


◇リンク◇

浅草 羽子板市
リスボン - 洋食(浅草) | Yahoo!グルメ

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: 浅草へ行きました

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