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スケジュール

【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 2/6は...

11年01月30日

 [ラジオスケジュール]  
1月16日根岸・正岡子規庵編
1月23日弥生美術館・千花有黄の名前編
1月30日根岸の笹乃雪お豆富料理編
2月6日北茨城市アンコウ鍋編

※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。



[1月30日の放送内容]

根岸の笹乃雪お豆富料理編
 
今日の散歩道は以前正岡子規の最後の住まいである「子規庵」へ行ったお話をしましたが実はそのかえりに子規もよく通った豆富料理店「笹乃雪」へいったお話です。



鶯谷駅北口から5分ほどで根岸小学校の大通り挟んだ向かいです。キンレイとお酒の名前が書いてある4階建てのコンクリートの建物です。

板塀は黒光いしてつやつや、子規の笹の雪の名が入った俳句が塀に張ってあります。なんとこのお店創業320年。なんでも絹ごし豆腐の発祥であります。

お店の玄関には井戸があり、日毛氈の椅子に野点傘、笹の雪と縦に書いてある看板が印象的です。



入り口はそんなに大きくないのになかに入ると広くてびっくり、下足番の番頭さんが二人、料亭風、一階が予約なしの一人でも十分な木のテーブル、窓越しにはちょっとした庭園が眺められ、竹林があり岩から滝が流れ、池があり鯉が泳いでいる。

山茶花の花がきれいでした。私が選んだのは朝顔というコース料理。

そういえば朝顔市がこの近くの鬼子母神で行われそのときは早朝7時から営業するとか・・



そんなにお豆腐は死ぬほど好きというわけじゃないけど、ここではその考えが変わりましうた。

まず、お酒におとうふがあうのも意外でした。目で楽しむため器も素敵です。赤い漆の器には真ん中にトーフソース、かぼちゃのお豆腐、しょうが、わかめ、おふ、きゅうりが盛り付けされてます。

木綿豆腐のようにずっしりと真四角の絹ごし豆腐、これは美味しかった。ごま豆腐はゆず味噌、今度は小さい器が二つなんとあんかけ豆腐、何でふたつなのかときくと、美味しいからお代わりの意味で二つ。

雲水は豆乳の中に湯葉に包まれなかに。お豆腐のお茶漬けに豆腐のアイスクリーム。そして壁のポスターが私の食欲をそそれます。「豆腐300年焼き鳥60年」。焼き鳥を頼みました。

やわらかい鶏肉でこれまた美味しいです。こちらのお店は落語家や漫画家なども常連だったそうです。店内には貴重な原画が飾られています。ちなみに2階も見せていただきましたが、ガラスケースには高橋是清さんの書や美術品などがありました。

お店の前に井戸がありますが地下室でお豆腐が作られています。つくりたてだからこんなに美味いのですね。
   
お土産に絹ごし豆腐とゴマ豆腐を買うと、11代目のご主人が言うには豆腐は人肌くらいに暖めてポン酢で食べると美味しいですよとアドバイス。本当に癖になりそう...


◇リンク◇

豆富・豆腐料理の笹乃雪|正岡子規、赤穂浪士ゆかりの老舗
正岡子規 - Wikipedia

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」:

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