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スケジュール

【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 2/13は...

11年02月06日

 [ラジオスケジュール]  
1月30日根岸の笹乃雪お豆富料理編
2月6日北茨城市アンコウ鍋編
2月13日花巻温泉バスツアー編
2月20日大宮氷川神社とうなぎ茶屋編

※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。



[2月6日の放送内容]

北茨城市アンコウ鍋編
 
今日の散歩道は寒い毎日ですがこんなとき温かいあんこう鍋を食べに行こうと茨城県北茨城市へいきました。なんでも平潟漁港はアンコウの水揚げがさかんと有名だそうです。

アンコウって上から押しつぶされたような平べったい深海魚。11月から4月くらいまで食べられるそうで、特に肝が肥大化する11月から2月が美味しいらしいです。

茨城県は太平洋側に面しているので今回は海を眺めながらの電車の旅。上野から約2時間スーパー日立という特急電車に乗りました。やがて太平洋の海の色は深いブルー。お天気もよく素晴らしい海の景色が広がっていました。



降りた駅は「磯原駅」。ホームを出ると、からすなぜなくの・・「七つの子」が流れてきました。そうです。ここは童謡など作曲家の野口雨情さんの生誕地です。

ここから平潟漁港までは車で約15分、野口雨情生家に記念館。大津漁港、そして五浦美術館を過ぎて少し行ったところに、今回お邪魔した「なかむら」という民宿があります。見たところ新築の2階建ての住宅、60代のご主人と妹さんの二人で経営し5年前にこの民宿を始めたそうです。

ご主人が板さんです。客室は3部屋で落ち着いた雰囲気が家庭的でリラックスできます。3人で行きましたのであんこうなべを早速頂きました。

土鍋にはお味噌仕立てで黄色いのはアンコウの肝、ここにあんこうの身、七つ道具と呼ばれている、柳肉、皮、胃、肝、卵巣、エラ、ひれ、です。骨からもいいだしが出ていもともとは漁師が船の上で体を温めるために食べられていたそうです。

「どぶじる」といって、肝を炒って、アンコウと野菜の汁だけで作ったそうです。濃厚なお味なんでしょう。ここでは出汁とお味噌2種類、肝も程よいです。お店によって違うのでしょう。

お鍋が暖まる間に、くらげの酢の物、裏の畑でつくって取れたての白菜、野沢菜のお漬物、石もちの干物をおつまみに、熱燗を頂きながら、お鍋を待つとやがていい感じに沸騰してさて蓋をあけると、お味噌とアンコウの香りがぷーんと食欲をそそります。

以前私が頂いた鮟鱇鍋は寄せ鍋風で魚介類などが入っていたのを頂きましたが、今回のように予約して少人数で食べて、しかも水揚げして間もないアンコウを食べられるのは幸せ。しかもスープがこくがあって、大根もとろっとしてよく合います。コラーゲンたっぷりでおはだもこれでつやつやになればいうことなし。

めひかりの一夜干が美味しかった。15cmくらいで内臓はとってあって、骨も全部食べられるそうです。最後は地元の美味しいこしひかりのぞうすい、すべての美味しいエキスがご飯に凝縮です。ご主人がおっしゃることによると、新鮮なアンコウを味わってほしいとのことです。地元でしか食べられないお米もおすすめです。
 
◇ 

食事のあと平潟漁港へ立ち寄るとちょうど競りも終わった様子、サヨリがたくさんバケツの中にあり、ちょうど旬です。海辺にはかもめがいっぱい飛んでいて、漁港内に落ちているいわしの子供をえさにして食べていました。定置網の漁船がいくつも並んでいました。
のんびりと美味しい魚を食べに、たまに来るのもいいものです。
   
漁港のあと6号線沿いにある「まるいち」という魚屋さんへいき、サヨリ、鈴木の子供のせいご、アンコウの身をボイルし、肝と酢味噌で食べる「ともず」をお土産に買いました。
ここにはよくテレビなどで見るつるし切りにされたアンコウの骨がありました。


◇リンク◇

民宿 なかむら|いばらき冬ナビ - 常陸國の眺
北茨城市 - 野口雨情生家
茨城県天心記念五浦美術館

アンコウ - Wikipedia
野口雨情 - Wikipedia

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: アンコウ鍋

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