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スケジュール

【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 3/13は...

11年03月06日

 [ラジオスケジュール]  
2月27日岩槻大川名人の蕎麦を食す会編
3月6日谷川温泉編
3月13日水戸偕楽園編
3月20日湯河原梅林編

※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。



[3月6日の放送内容]

谷川温泉編
 
群馬県の水上温泉郷の谷川温泉の「旅館たにがわ」へ行ってきました。ここは太宰治が昭和11年に川端康成から勧められた温泉旅館です。

水上には以前、湯宿温泉へいったお話をしましたが、群馬県にはいい温泉がたくさんあります。山間にある温泉旅館のあの雰囲気が好きです。

今回行った谷川温泉は水上駅から車で7、8分のところにあります。水上温泉の奥座敷と奥座敷です。上野から水上駅まで直通。私は5人で行きました。



「旅館たにがわ」は山間にあります。山が連なり、雪化粧をしていて、いい風景です。玄関には長靴、番傘、そして着物の生地であしらった糸車、美味しい水を使った珈琲がいい感じ。

サイフォンがありました。ロビーラウンジで窓からは白く積もった雪景色に坪庭があり、足湯があり泊まり客が浴衣から伸びた足をお湯に入れて気持ちよさそうです。

部屋からは山が近くにあり、木々には雪が降り積もり、明かりのついた民家がたくさん軒を連ねて、まるで水墨画のようです。割烹着姿で雪掻きをするお母さんの姿がありました。冬場の暮らしは大変だなと思ってみていました。

早速お風呂ということになります。今回は本当に湯治です。ところでお風呂ですが、入り口からまるで料亭のように畳敷きのアプローチです。脱衣場があり、内風呂があります。

檜のお風呂で湯の中には臼のような太い木の切り株があります。内風呂は43度と熱めですが、木の肌が優しいお風呂のヘリにもたれて半身浴も気持ちいいです。お湯は無色透明の温泉ですが、体に薄い膜が張るようにしっとりといい感じです。

露天風呂は岩風呂で大きな岩が積んでありました。そこから滝が流れています。水の流れる音ってほっとします。そして周りは雪景色で静かです。ふと見上げると一輪の椿の花、外が寒いので何時間でも入っていたいそんな感じです。

そこで当館おなじみの手提げの桶にはいった枡にはお酒とアイスを食べて雪見酒と雪見アイスが楽しめます。お湯に桶が浮くんですね!枡のひのきの香りもいいです。このままだといい気持ちで酔っ払ってのぼせそうです。



そしてここの3階に先ほどお話した作家の太宰治のサロンがあります。昭和11年この旅館の前身「川久保旅館」の時代に約1ヶ月逗留して「創世記」という作品を書いたそうです。

このサロンしゃれていまして椅子やテーブル、ハーブティのサービス、現代的でもあり木のぬくもりを感じさせるサロン、太宰さんの写真や机、また本棚には当時の太宰治の貴重な初版本やなんと定期券などあります。

命日ではイベントも行われるそうです。外は雪で歓楽街があるわけでもない静かなひと時、春を感じさせる、季節の花フリージアや猫柳が活けてあります。そこに女将さんでしょうか、俳句がかかれています。

夕食がまたいい感じです。野草酒を食前酒に飲みます。苦いけど胃腸に良いそうです。まず前菜から始まり、お造りに、群馬産黒毛和牛の陶板焼き黄色のきのこが珍しかった。わかさぎの南蛮漬け。保温釜にはふぐ饅頭という魚のすり身に杏とグリーンピースのソースでいただきます。

食事する玄関口の囲炉裏で炭火焼きしていた岩魚の塩焼きです。身が締って味があります。カルシウム満点で骨まで食べられる!朴葉焼き、薬草のような匂いがします。この中にはやわらかく焼けた地鶏と朴葉味噌。お味噌がまた美味しかった。
豆乳入りの薄味のうどん、お米が美味しい秋田小町のごはん。蕨餅とイチゴのデザートと続きました。



ところで翌朝のこと、部屋から見える谷川岳の素晴らしさに驚きました。山の谷間に真っ白い塊がちょうど扇のようにぴったりはまって見えるのです。標高1963mです。すごいなと胸を打つものがあります。ほれぼれして見入っていました。そういえば旅館のフロントや通路、浴場にも冬の谷川岳の絵が飾られています。

そして朝の露天風呂の快適なこと、岩から流れる温泉の音、幸せ気分です。お湯から上がると、ロビーにはまいたけ汁が振舞われています。美味しいです。

自然の環境という何もないからこそ、旅館には心のこもったお料理やおもてなしが感じられて本当に素晴らしかったです。絶景ポイントから見る谷川岳春になるとどんな表情を見せてくれるのでしょう。


◇リンク◇

群馬県 谷川温泉 谷川岳を見渡せる旅館【旅館たにがわ】

谷川岳 - Wikipedia

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」:2011.02.18

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