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スケジュール

【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 8/7は...

11年07月31日

 [ラジオスケジュール]  
7月17日横浜赤レンガ倉庫編
7月24日行田佐間天神社編
7月31日陸前高田市ボランティアツアーその1編
8月7日陸前高田市ボランティアツアーその2編

※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。



[7月31日の放送内容]

陸前高田市ボランティアツアーその1編
 
おはようございます。毎日暑い日が続いていますが、体調管理などいかがですか?
私もこの暑さで運動不足で悩んでいましたところ、テレビで96歳のおじいちゃんが朝起きるとベッドの上で30分、足を上げたり腕を伸ばしたり運動している姿を見て、最近あれはいい方法だとちょっと真似しています。

さて、今日の散歩道は被災地である岩手県陸前高田市へ行ったお話しです。
かねてから自分のできることは何かと考えていたところ、知人が連休中ツアーでボランティアを募集していると教えてくれたので参加することにしたのです。



東京駅八重洲口の近くの駐車場に夜の10時に集合、旅行会社のバスが到着していました。地方へ向かう高速バスが多いことにあらためて驚きました。

運転手さんは2人。私は高速バスに乗ったのはこれで3回目。以前愛媛の松山へ12時間かかってへとへとになった以来です。

人数は30名で男女半々くらいのようでした。さてバスは東北自動車道へ入り、11時半ごろパーキングエリアの駐車場で休憩をしていよいよ消灯。荷物を運送する大型トラックが多くてびっくりしました。

その後福島で休憩、そして朝の5時になり岩手県の水沢、前沢パーキングに着きました。

いよいよここでボランティアの作業着に着替え身支度です。これはトイレで行います。必需品は長靴に帽子、軍手、目を守るためのゴーグル、マスク、長袖の作業着です。

女性人の日焼けに対する対策がトイレで念入りに行われていました。それにしても空気がよく草木の匂いがします。ここから陸前高田市内にある、ボランティアセンターへ向かいます。

陸前高田市は宮城県との境にあり、この震災で2,000人の方が亡くなられたと聞いています。山道を車は走ります。ボランティアセンターは連休中のせいか、全国から大勢の人が集まっています。

8時半からミーティングです。ここで本日の作業場所が決まります。私達は広田湾にある広田町の民家の土壁を撤去する作業になりました。

途中、陸前高田市内を通りますと海に面した町はテレビで見るのと同じ、瓦礫の山とホテルや鉄筋の建物が形だけ残って、とても辛かったです。



個人宅は海岸から1kmほどのところです、津波が堤防を越えてまさかこんなところまで津波が来るとは思えません。現地へ行くとゾッとします。

杉林は塩がかぶったせいか枯れています。そのお家は立派な瓦屋根の2階建てのお家ですが、聞くところによると、津波は2度あり、第1波は縁側まで、第2波は2階の天井まで津波が押し寄せたそうです。当時の事を考えるとゾッとします。

1階はほとんど家具など運び出されているので後は基礎の柱や木の枠組みだけにして、土壁をバール、ハンマーで壊してみんなで手分けして、布の袋に入れて運び出しました。32度という炎天下、30分に1回の給水で熱中症対策です。

簡単そうですが結構重労働。今回集まったボランティアでは、30人のうちの女性は、50代後半60代前半女1名、40代前半から20代半ばが中心。男性は50代後半2名、後は30代中心。みんな黙々と作業していました。

3時間作業して、広田湾の海水浴場でお弁当を食べました。こんなにきれいで穏やかな海が...近くの堤防を越えて津波が襲ったとは信じられませんでした。ただお手洗いが遠くてみんなで避難所になった中学校まで歩いて行きました。

近道で畑の中の山道を通りました。10分から15分はかかると思います。非難された人たちのことを思うと大変さを見に沁みて感じました。ここにはこの家の持ち主も近所の皆さんもこの学校に避難されたそうです。

現在はこの学校の海と反対の裏に仮設住宅がたくさん作られて皆さん、先の見えない毎日を過ごしているということで用務員の方が私たちに当時のことなど語っていて早く政府に方針を出して欲しいと訴えていました。

何とか時間内に終わり午後2時に終了。ボランティアセンターではやはりボランティアによる「秋田名物のババヘラアイス」ピンクと黄色のシャーベットが振舞われて美味しかったです。



体力のない私はちょっと疲れ気味でしたがボランティアに来ているみんなが「お疲れ様」と声をかけてくれるので、被災している人に比べればと励まされ清清しい気持ちになりました。

みんなの気持ちが一つになってくれれば・・どんなに辛くともがんばれる。
人生の応援歌「北斗の愛」でほんの少しでも元気が涌いてくれたらと思います。


◇リンク◇

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: 陸前高田市へボランティアへ行きました

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