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スケジュール

【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 8/14は...

11年08月07日

 [ラジオスケジュール]  
7月31日陸前高田市ボランティアツアーその1編
8月7日陸前高田市ボランティアツアーその2編
8月14日座間市ひまわり編
8月21日千葉神社編

※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。



[8月7日の放送内容]

陸前高田市ボランティアツアーその2編
 
おはようございます。先週に引き続き陸前高田市へ行ったお話です。
ボランティアツアーというのがあり、2泊3日で参加し、一日目は被災した個人住宅の土壁を撤去した話をしました。今回は2日目のお話ですが最後までお付き合いください。



花巻温泉で1泊した後、部屋は7人部屋でした。夜の10時には寝た私でしたが翌朝は4時半に起きて温泉に入ってきました。全長25mの温泉から眺める外の景色も見事。川が目の前に同じような高さにあり、山が緑で覆われて静かな朝を迎えました。

さて、バイキングで朝食をしっかりとって6時45分に出発し、また陸前高田市のボランティアセンターへ向かいます。市内のボランティアの窓口はこちらとなっており、作業も当日割り振りされるそうです。

この日も太陽が燦々と輝いていて32℃を超える暑さです。とにかく熱中症と破傷負にならないように何度も繰り返し指導が行われました。

15分に1度は水を飲むように、そして怪我をしたときは申し出て消毒をしてもらうようにといわれました。差し入れの凍らせてある保冷剤をタオルを首に巻いて備えました。

2日目は「サーモンカムバックプロジェクト」ということで、川の清掃ということでした。ひざ下くらいの浅い川の中に入ってとにかくゴミなどを排除して鮭が戻ってくる元の美しい川にというものでした。

川の名前は「浜田川」この川の先には海が広がっています。ここを津波が押し寄せてきたのです。現在の川幅は2mほどで黒っぽい流れの悪い雰囲気。土手は3mほどの高さでその地面には草や雑草が茂っていますが津波の前は土など草木もなかったそうです。

私も川に入り、軍手をつけていましたが川に手を突っ込んでみました。以前八景島であさり獲りをしたことを思い出しましたが、獲ったのはまずはお鍋のふた、それに屋根の瓦、ガラス、ゴルフボール、カーテン、流された流木。土の中をスコップで掘り返し引っこ抜くと、川の流れがだんだんよくなってきたのでうれしくなりました。

みんなで手分けして土手の上までロープで引っ張る役割の人、拾ったゴミを仕分けして運ぶ人、一日目より作業としてはきつかったです。

休憩所としてお弁当を食べた農業県研修センターの駐車場、見ると建物は被災してめちゃめちゃになっていました。ここには仮設トイレが100個ほどありますが、当時は皆さんここへ来ていたのかと思うと大変だったのですね。
現在はボランティアだけが使用しているとのこと、お手洗いのありがたさをしみじみと感じました・・



ボランティアも無事に終わり、2時間ほどのところにある「東和温泉」という道の駅の温泉へ行きました。ドロだらけの体もきれいになりました。

参加者の何人かに何故今回来たのかを聞いてみました。

小笠原からきたカメラマンさん。普段はビジターセンターで働いているそうです。

実は陸前高田とは姉妹都市、170年前に陸前高田市からの船が小笠原に漂流したそうです。そのリーダーが小笠原を訪ねてきたそうで、今回こんなことになるとはと何かしたいと参加したそうです。

また、実家が陸前高田市で現在埼玉在住の30代のOLさん。

26歳の酒造メーカー勤務の男性は、神戸の震災は4ヶ月目はボランティアはほとんど来なかったと聞いていたので、今回参加。

それ以外にも、テレビを見て何かをしたいと思った人、日本を助けたいと思った女性、そして私も自分のできることをしたいと思う志が一つになったので、みんな最後はまとまって最後の夜をそれぞれがねぎらいあい、時を過ごしました。

私も今回の体験で困難に立ち向かう勇気と自らががんばっていくことの大切さを学びました。
 
そしてここに来ている人のほとんどが一人できています。
みんなで最後は大宴会となり、1人100円づつ出し合いカラオケ大会になりました。私も3曲歌うことになって、いい体験と出会いを経験しました。


◇リンク◇

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」:2011.07.21

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