スケジュール
【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 1/22は...
12年01月15日
[ラジオスケジュール]1月1日 | 諏訪市北斗神社編 |
1月8日 | 諏訪大社付近散策編 |
1月15日 | 有馬温泉編 |
1月22日 | 大江戸温泉編 |
※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。
[1月15日の放送内容]
有馬温泉編
今日の散歩道は兵庫県神戸市にあります、有馬温泉へ行ったお話です。
有馬温泉は、東海道新幹線で新神戸で下車、それから北神急行と神戸電鉄と2度乗り換え、30分くらいで着きます。
駅前はお土産屋さんが立ち並び、狭い坂道となって川が流れています。有馬温泉は西日本を代表する温泉で、六甲山のふもとにあります。
たまたま地元の神戸有馬ロータリークラブの会長が知り合いだったため、総会で歌ってほしいといわれ7年ぶりに行ってきました。
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会場は有馬グランドホテルという老舗のホテルです。今はもう面影はありませんが、震災の時は9階建ての大きなこのホテルもどんと地面が持ち上がって、建物は大きな被害を受けたそうです。
温泉に入りましたよ。有馬温泉は金泉、銀泉とあります。金泉はみなさんよく御存じ、「赤湯」のことで、塩酸や鉄分を含み、空気に触れると褐色になるそうです。
褐色で湯気がもうっとでていい温泉です。入ると見た目より癖はありませんでした。でも体の温まり感が違います。幸せの習慣です。
もう一つの銀泉は透明な炭酸泉のことです。このお風呂は透明ですがぬるっとした肌にとってもしっとり感が何とも言えません。
9階の露天風呂からは、有馬の町を一望することができます。最高です。山がいいんです。六甲山につながる落ち葉山やはいがた山というのがあり、その山間に温泉街の町並みが見えます。何か所か湯けむりが上がっているのが見えます。
翌日、町の観光をしてきました。実は今回有馬稲荷神社の宮司さんにお世話になりましたので翌日に神社へご挨拶をし、町をご案内していただきました。
この神社は約1300年の歴史があります。この神社車では上がれません。神社まで階段が200段で、しかも1km近くあります。住まいもある神社は海抜650mのところ、住んでいる宮司さんご家族も大変です。宅急便などの荷物は階段のところにレールがあり、運ぶようになっています。
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ホテルの屋上から見た湯煙の温泉源だったんですね。見てきました。
神社を出て町のほうへ向かって坂を下っていくと、まず、炭酸泉源という公園があります。昔はこの炭酸に砂糖を入れて、サイダーが誕生したとか、そして地元の名物であります。炭酸せんべい、あの茶色っぽく食べると軽い歯触りの甘いおせんべいです。町には炭酸せんべいのお店がいくつもありました。
温泉源がすごかった、神社となって温泉源を祀ってあります。古くから体切にしているのがわかります。鉄でできた温泉源のタンクのような建物は褐色に変化して「ゴーゴー」と音がしますここからあちこちの旅館に温泉がいきわたっているのですね。
有馬温泉の歴史は古く奈良時代にお坊さんが温泉寺を建立し、12の宿坊ができたのがきっかけらしいです。散策をしてそうした歴史や文化をあちこちで知ることができますし、古い看板など見つけるのも、旅の醍醐味で楽しかったです。
有馬温泉をもっとも有名にしたのは、豊臣秀吉、千利休を引き連れて茶会を開いていたそうです。町の中心には赤い太閤橋やねねの像がありますよ。
温泉街らしく、古い街並み京都の町屋のような建物が軒を連ねています。400年の歴史を持つ老舗の川上商店という佃煮屋さんでマツタケ昆布の佃煮を買いました。
関西では江戸時代に北海道からの北前船で昆布が運ばれました。そこで有馬の地よく取れたマツタケとの組み合わせでマツタケ昆布の佃煮が誕生したんだそうです。
中国からの観光客が多いということですが、なんでもユニバーサルスタジオを見て、大阪の電気街で買い物をするのが人気のコースだとか。ちょうど年末で地元の皆さんが餅つきをして観光客につきたてのおいしいお餅をふるまっていました。
この日はとっても寒くて、雪がちらちら降って有馬温泉のお風情が一段と情緒を増していい感じでした。
昼食は御所坊という、古い木造3階の素敵な旅館で昼食を食べましたが、神戸市内ということもあり、お店の造りもお洒落でお料理もよかったです。有馬温泉の魅力が深まりました。
◇リンク◇
神戸有馬ロータリークラブ
有馬温泉 旅館 有馬グランドホテル公式HP
有馬の見どころ-有馬稲荷神社|有馬温泉観光情報 キク・みる・歩く☆ありま温故知新 Presented by 欽山
千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: メリークリスマス!
今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ)