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［ラジオスケジュール］

※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。

［3月11日の放送内容］

池上梅園編

おはようございます。早いもので今日は東日本大震災から1年がたちました。被災された方のご冥福とまだ被災地で不安な日々を過ごされている、すべての方々の1日も早い安全と復興を心よりお祈りします。

今日の散歩道は梅を見に行ったお話。毎年この時期になると梅を見に出かけた話をしています。今年は大田区にある池上本門へ行きました。

ところで池上本門寺の近くに梅園があるなんて知っていました？「池上梅園」と言います。近くで着物関係のお仕事をされている方が、親しい人を集め梅見するときに、誘っていただきました。

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ということで、私を除いて10名ほどですが皆さん和服姿。年齢的には60代と熟女揃いでしたがナンとまぁ着物は本当に華やか。

さて、池上駅からバスが出ているというので乗りました。乗って2つ目のバス停「大坊(だいぼう)」前」で降りました。進行方向右手には少し小高くなっていて池上本門寺のお寺の塔が見えます。本門寺の周り一帯が寺町なんですね。

バスを降りて小道を入ると突き当りに、いい感じのお寺があります。そこを左に曲がっていくと塀に囲まれた広い一角が「池上梅園」です。敷地が広くて9880㎡あり、戦前はこの北半分を日本画家の伊藤深水さんが自宅兼アトリエとして使用していたそうです。

入場料100円、65歳以上無料です。結構人が出ていました。

入って左側が山の斜面になっていて、石段で頂上まで上がれるように小道ができています。それは5段ほどで横一列に梅の木が並んでいます。

ところが、今年は寒くて梅の花も例年より2週間遅れているとのこと、園内370本のうち10本程度しか開花していませんでした。それもぱらぱら…。でも白梅に紅色に鮮やかに咲いた梅一輪もいいものです。

見晴らし台のある頂上へ行きました。ここには小さな櫓があります。ここに4、5本梅の木が固まって、梅がほぼ満開でした。耳を澄ますと鳥の声がしてきます。鶯色のメジロがかわいらしい声で鳴いていました。

さて、花より団子、ご一行は園内にある和室を借り切って、昼食会です。ここではお酒は飲めませんので、お茶やコーヒー、そしてお寿司などを食べてにぎやかです。

そして余興の時間です。日本舞踊の先生が参加してこの時期にぴったりの踊りをご披露してくださいました。着物の帯は梅をあしらってあり、おせんすも梅踊る演目は「梅の香り」と「香に迷う」という、どちらも歌に梅の花が出てきます。

「香に迷う」は深草の少将が小野小町に恋をして、百日通うという、かなわぬ恋のお話をしっとりと舞っていただきました。お母さまたちからため息が漏れて・・素敵の大絶賛！

その後、室内から窓越しに見える池に真っ白いシラサギが、池にある石と石の間に頭を突っ込んで何やら餌を食べている様子。そのあと羽を広げて飛んでいきましたが実に優雅でした。なんだか女って贅沢な遊びをしているなと、午後のひと時。とっても季節感をいい堪能した素敵な時間を過ごしました。

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この梅園の近くに「村木商店」というあんみつやところてん専門のお店があり、並んでいるので私も買ってみました。大小とあり業務用で6人分でしたが、とってもおいしかったです。この池上の場所に似合っていました。

◇リンク◇

大田区ホームページ：池上梅園

今回訪れた場所は、 ココ（Google Mapへ）