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【つれづれ・・・散歩道】8月19日 ウエストサイド物語・越谷編

12年08月19日

おはようございます。先月のことですが、鴻巣市内の創立139年の常光小学校というところで納涼祭りが行われて歌ってきました。

広い校庭では卒業生のおじいちゃんおばあちゃんから未来の生徒、地元の人2,000名ほど集まり、年々来場者が増えているそうです。というのもまぐろの解体ショーや、鳥の田んぼでの本格的な花火などがあるのです。

地元の人に聞くと、自慢の祭りだそうで、みんな役割分担しているということでした。こんな地域つくりって大切だなと感動してしまいました。

今日の散歩道はちょっと前のお話ですが、映画「ウエストサイド物語」を見たお話です。しかもその上映会にはジョージチャキリスが翻訳家の戸田奈津子さんとトークショーを行うというのです。で上演会の前にウェルカムパーティーを行うので呼ばれたのです。

場所は、こしがや能楽堂という素晴らしいところで日本庭園の中に能舞台があります。和室にてのパーティーで、窓からは薪能など行う舞台が見えました。

いいロケーションです。なんとチャキリス氏はジュエリー作家で、オークションでたくさんのジュエリーやTシャツ、特大ポスターなど売られました。ちなみにジュエリーはシンプルで色はシルバーです。大盛況でした。

本人登場・・どよめきがおこります。すらっとして、紺のジャケットにジーンズ姿、お洒落な黒い淵のめがねに口ひげと、とてもとても78歳とは思えない当時のままのスタイルキープ。

戸田奈津子さんも白い上品な上着にズボンと若々しく、来日に感謝の言葉とさすがの通訳です。

ここで、クロ帯の中学生女子による空手の型の披露。ジュエリーが完売し喜んでいただき、握手と撮影会で盛り上がりました。もちろん、私もシルバーの太目のブレスレットをお客様から頂きツーショットいい記念になりました。

そして場所を移動して、いよいよ、駅前にある1,800人収容の大ホールへ。自由席ですからもう早くから入り口には人が並んでいます。ここで約1時間、ジョージチャキリス、戸田なつこさん、進行役のクロさんによるトークショーです。

チャキリス氏はギリシャ系の両親の間に生まれカリフォルニヤ育ち。ダンサーとして映画で小さな役でスタートし、ロンドンでウエストサイド物語の劇場版に出演し、映画版では準主役の役をつかみます。アカデミー賞助演男優賞など多くの賞を受賞されました。

順を追って詳しくウエストサイド物語のこれまでの経緯をお話くださいましたが、やっぱり物語が本当に素晴らしく、この映画に携わるみんなのエネルギーが伝わってヒットしたと思うといってました。

振付師が天才でインスピレーションを与えてくれる人だったと語られてました。日本とイギリスが大好きだとか、モンロー、ユルブリンナー、ジェームスディーン、プレスリー、エリザベステーラーなど大物スターの名前が次ぎ次ぎでて、歴史を感じました。

ジュエリーのことで、きっかけはこれまで旅行で留守が多く、3匹の犬が可哀想でこれからは家にいようと思いはじめたそうです。今でも自分はダンサーで、レッスンしているとのことです。

話の最後に「人間誰でもクリエーターです」という言葉がありました。「踊るのもデザインも想像自分で形にするのは同じ」新しい物を作る喜びがあると語られ、まだまだ希望を語られて励ましの言葉に聞こえました。

大スクリーンで見るウエストサイド物語は素晴らしく、ナタリーウッドの美しいこと。なんと言ってもやっぱりグループで踊るダンスシーンは息が合っていて斬新で、あきさせなくて、非の打ち所がない。最後は悲しい結末ですが、曲と指を鳴らす音と足を上げるジョージチャキリスの姿が心に残ります。

戸田奈津子さんも当時は映画館に何度も何度も足を運んだといっておられました。お客さんも当時を懐かしむ方が多く、数回観ているという方多かったです。

映画上映が終わり、抑えていた感情がこみ上げてきます。外へでてあぁよかったわね・・方々からそんな声が聞こえてきました。51年前とは思えない素晴らしい作品でした。

 

◇リンク◇

千花有黄ブログ「つれづれ…散歩道」: ウエストサイド物語・・

 

次回、8月26日は、「内モンゴル・フフホト市編 その1」です。

 

 

 

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