【つれづれ･･･散歩道】10月7日　渋谷で映画「あなたへ」編／千花有黄オフィシャルサイト

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12年10月07日

今日の散歩道は映画を観に渋谷へ行ったお話です。話題の高倉健さん主演の「あなたへ」。驚いたのは年齢です。81歳。映画を見ていても軽やかに動く姿に若いなと関心。きっと、体力作りなど、影の努力をされてると感じました。

この映画は富山の刑務所で指導員を演じる高倉健さんは、15年前に刑務所の慰問に来た、童謡歌手田中裕子さんと結婚し癌を患い亡くなってしまう。その奥さんが残した2通の遺言がキーワードになっています。

一通は私の故郷長崎の平戸の海に散骨してください。二通の遺書は奥さんの生まれ故郷の郵便局に局留めになっているとのこと。

10日しか期限がないため、キャンピングカー仕立てにしたワゴン車に、奥さんの骨壷を助手席に乗せて富山から長崎平戸まで1200kmの旅に出ます。

その間、旅をしながら各地を周るイカ焼きの青年や、窃盗で御用になった男などの出会いがあり、それどれ悩みを抱えながらも、行きずりで友達になっていくのが面白い。

言葉少なの高倉健さんの演技には人間的にも深みや味わいがあり、見るものを惹きつけます。大きなスクリーンでワゴン車が富山の立山連峰をバックにした風景や、琵琶湖、宮沢賢治の「星めぐりの歌」を兵庫県の竹田城址で歌うシーン長崎の平戸の漁村、映像見ているだけでも旅している気分で良かったです。

私の父も現在膀胱癌で手術をし、他人事ではないテーマ。映画からどう対処していいのかどう生きていったいいのかなどを私自身が学びたかったような気がします。

老後やこれからの自分の人生など、自分自身に問いかけるような作品でもあり、登場してくる人物に愛情が湧き、優しくなれる映画でした。

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その後、道玄坂を登り、百軒店という横丁に入ります、実は以前も紹介したところですが名曲喫茶ライオンという、すごく素敵な喫茶店があります。

そこは2階建ての洋館でクラッシックを流しています。客席もみんなスピーカーの方を向いています。男性一人で来ている人が多く、音楽を聞きに来ているのがいいです。

私は映画を見た気持ちを大切にしたかったので、しばらく演奏を聴いていました。ちょうど、お客さんのリクエストで、ベートーベンの弦楽協奏曲第4番・・心に沁みました。

その後、帰りは近くの「麗郷」という台湾料理店で　水餃子とビーフン、腸詰を食べて帰りました。2、3人で行くのがお勧めです。

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次回、10月14日は、「銀座「俺のフレンチ」編」です。

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