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【つれづれ・・・散歩道】12月30日 大新宿三丁目末広亭、どん底編

12年12月30日

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今日の散歩道は新宿界隈でのお話です。新宿で買い物をしたあと、寒くて仕方ないので、東口のアルタの辺りにあるお、でんで有名なお多幸へ行きました。

新宿店は初めてだし、一人でおでん屋なんて本当に初体験です。この頃は慣れてきてカウンターで熱燗くださいなんていうのも板についてきたようです。

関東風の濃い目の汁の大根、糸こんにゃく、じゃがいも、きゅうりもみ、ネギ間、里芋。最後は豆腐の茶飯を頼んだらメチャ美味しかった。これはおすすめ!

おでんのだしで炊いた固めのご飯に、大きめの豆腐のおでんが乗っかっています。おでんの汁がたっぷりかかって、その上に細い青ネギがたっぷり。

やや腹ごしらえ、そしてなんて新宿3丁目の大きな交差点は、マルイや伊勢丹、などファストファッションと呼ばれる安くてセンスの良いお店が 入っているビルが立ち並び、若い人が非常に多い通りです。かと言って渋谷とはまた違い、大人も多いです。

私もH&Mという人気のお店に入ってみましたが、その安さにびっくりです。ブラウスにセーターとデザイン性が有り色もいいので、値段を見たら1,600円とか3,000円以下でびっくりして思わず、重ね着したり工夫できそうな色合いのものを買ってきました。

そのH&Mのお店の横に細い路地があります。寄席の末広亭のあるとおりです。着物を着た落語家の看板があり、頭を上げてるのと、下げているのがあります。

しかし、いろんな飲食店がひしめいています。中華料理、タイ料理、香港料理、イタリアン、フレンチ・・ワインバーや立ち飲み居酒屋が軒を連ねています。少しいくと駐車場がある路地に入っていくと、蔦の絡まる3階たてのおしゃれな建物があります。有名な洋風居酒屋その名も「どん底」。今年で62年だそうです。

三島由紀夫さんのポスターが貼ってありましたが元は芸術家の集まる酒場でもあり、3階は歌声喫茶だったそうです。今も見学できますよ。私も昔芝居の勉強を少ししていたので、この店には20年以上前から、何回かきたことがありましたが、一人で行ったのは初めてでした。

で、やっぱり何か食べてみないと、店の良さがわからないと思い、お勧めを聞いてみました。チーズがたっぷりのピザとモツ煮込みだけどお腹が受け付けないで・・面白いネーミングの林さんのライス、林さんのみがうまい。これは林さんという常連が考案したメニューです。

牛肉のこまを炒めて、その後キャベツの千切りザクザクを入れて、ウスターソース味の特製ソースで味付ける、林さんのライスはご飯がついて、林さんのみはおかずだけということです。いつの間にか人気が出て定番メニューとなったそうです。

そして、飲み物は「どんかく」と呼ばれる焼酎。レモンとたんさんのチューハイに似ています。昔安い焼酎をなんとか飲みやすく考案したそうですが、今は焼酎の質は向上しているので変わりましたということです。それをいただきました。

カウンターに座ると30年以上のお客さんが隣にいて、いろいろお話を聞かせてくれました。初対面でいっぱいご馳走してくれました。

末広亭へいくと、深夜の寄席ということで21時〜23時木戸銭500円。お客さんは満席でした。若い30代の噺家で二つ目、4人・・小上がりでは15名が二列で半分位埋まっていました。男性が圧倒的に多いですが、女性のひとりも何人かいました。

座席ではお菓子を食べてながら聴いたりする人、自由な雰囲気がいいです。スケッチしながら聴く人、いろいろです。それぞれ着物の色羽織の色が違うのを見たり癖を楽しむのが好きです。

古典ネタに、若者風のコント的なネタを入れたりと工夫して楽しめました。お客さんがよく笑うのが嬉しいですね~!来年もいい年であってほしいなと禍を払うように、笑ってきました。

今年1年間、聞いてくださりありがとうございました。この番組を続けさせていただき、どうも私は食べ物はじめ人情に触れるようなことが好きなようです。来年も、身近なことでもいいなと思ったことはどんどん話していきたいなと思っています。 頑張っていきますので、来年もよろしくお願いします。

 

◇リンク◇

新宿・どん底 1951年創業 新宿の老舗居酒屋
新宿末廣亭

千花有黄ブログ「つれづれ…散歩道」: 新宿3丁目~どん底・末広亭~

 

今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ)

 

 

これまでのラジオスケジュールは、コチラです。

 

 

 

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