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【つれづれ・・・散歩道】1月20日 蒲田黒湯温泉編
13年01月20日
今日の散歩道は蒲田へ行ったお話です。蒲田には「黒湯」という温泉があり、蒲田周辺に21軒「黒湯温泉」があるそうです。
黒湯は天然の保湿成分と言われる、「メタケイ酸」と美肌効果がある重曹が含まれているそうです。池上線池上駅で地元の方と待ち合わせ、駅から線路へ行く手前に「季寄せ」という小料理店で昼食、京都で修行をしていたという30代の板さんと姉さん女房で頑張っています。女性客の多い品の良い和食のお店です。
さて腹ごしらえをして、お隣の駅、蒲田西口へ行きます。日本工学院専門学校の先を商店街方面へ歩いていきますと、女塚神社という神社がありました。その近くにモクモクと煙突から煙が出ているではありませんか!
「第二日の出湯」といいます。こじんまりした銭湯ですが看板には大田黒湯温泉とありました。銭湯と同じ450円の料金です。脱衣場には昔ながらの体重計、格天井の季節の花の絵、めてお風呂に入そしてここには露天風呂があって池があって鯉が泳いでいるのを眺ることができます。
扉を開け早速入ります。ペンキの絵が富山県の立山連峰というのも珍しい地元のおばあちゃんが多いです。おなじみさん同士のたわいのない会話がいいです。
それにしてもこのお風呂本当に黒いのです。どんなお湯なんだろう~?黒いけど透明感があって、なめらかないい湯・・体にジュワーと泡が広がってくるようで、ポカポカと温まりました。そしてここには露天風呂があって、庭があって池があって鯉が泳いでいるのです。
庭を眺めながら黒湯番台にいる女将さんにお話しを聞くと、薪を使って沸かしているといい、浅草に息子さんが第一日の出湯をやっているとのことでした。
そして、もう一軒。「蒲田温泉」という老舗の銭湯です。今度は東口で、駅からは少し歩きます。ここは蒲田東の元町会長にご案内いただきました。場所は警察署などの近くにあります。横丁の入口に「蒲田温泉」と赤いアーチのような看板がかかっています。2回建ての鉄筋の大きな建物です。自転車がたくさん止めてあり、営業時間を見ると朝10時からです。
地元に根付いているのですね・・マイタオル持参、早速お風呂に入りました。ここは現代的な富士山のタイル絵です。銭湯や温泉の浴場に入る扉を開ける瞬間っていいですよね。さてこの黒湯温泉は温度が44度と42度と浴槽が分かれています。もちろん私は42度の温泉に入ります。
さっきも入ったので、まだ体はポカポカしていますがそれでも、表は寒く2度目の温泉ではさっきの温泉効果が出たのか、温まり感がさらに高まっているような気がします。
そこへおばあちゃんが入ってきました。「ぬるくてだめだー」とすぐ出てしまいました。私はカランがあるので蛇口をひねってお水を埋めようと思ったくらいでしたが・・お熱いのがお好きのようです。温度の好みってありますよね。
ということで、お風呂のあとは、喉が乾き、黒酢のジュースが売っていたのでそれを飲んで2階の宴会場へ行きました。舞台があり、カラオケが置いてあり、5、6十人入れます。大田区名物の売り出し中の「汐焼きそば」も売っていました。
蒲田温泉の島社長とお話をしました。社長は60代、もともとはおじいさんが銭湯などの浴場建築をして昭和12年から蒲田温泉を始めたそうです。元町会長さんとは長いお付き合いのようで、特別にブランデーや素敵なグラスも出てご馳走になりました。地元のお馴染みのお客さんが社長に声をかけて賑わい、いつしか宴会となりすっかり楽しんできました。
◇リンク◇
第二日の出湯
蒲田温泉(東京都大田区)(温泉銭湯)
千花有黄ブログ「つれづれ…散歩道」: 池上から蒲田黒湯温泉~
千花有黄ブログ「つれづれ…散歩道」: 「蒲田温泉」~
今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ)
文化放送『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ6:40〜6:55
次回、1月27日は、「神田みますや編」です。
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