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【つれづれ・・・散歩道】1月27日 神田みますや編
13年01月27日
今日の散歩道は神田の居酒屋へ行ったお話です。前回、門前仲町の「魚三酒場」の紹介をしましたら、リスナーさんから神田にも100年以上続く居酒屋があるので行ってきてくださいと、「みますや」さんを紹介していただきました。その方は73歳の男性ですが学生時代から未だにその「みますや」さんに、集まりがあると行くんだそうです。
JR神田駅からも行けますが、私は地下鉄で行き、小川町の交差点をローソンの先で右に曲がって又左の路地にあります。この界隈は、雰囲気のいい食べ物屋さんがビルとビルのあいだに点在していい感じです。
銅板でできた2階建ての建物は風格があり味がありほかの建物を圧倒しています。ベランダには植木鉢があって、これがまたいい感じです。玄関口にはちょっとした植木があります。入口の赤提灯には明治38年創業にひらがなで「どぜう」と書いてあり、そして縄のれん、早速のれんをくぐり、戸をからからっと開けると・まず暖かい空気が立ち込めてきます。
土間にはテーブル席が並んでいて、左手には小上がりがあります。黒い木札にはメニューが書かれていました。奥は調理場に続き、真ん中あたりにはご主人が座っていてお会計の場所です。神棚に招き猫の置物。かなりの座席数ですがまだ空いていますが、よく見ると全て席は予約で埋まっていてびっくりしました。ということで1時間半くらいなら空いているということで奥の継ぎ足した小上がりの席を案内いただきました。
靴を脱いで、低い木製のテーブルはいい感じに使い込んでます。メニューは、毛筆で書いてあります。ここのおすすめは、馬刺し、桜刺しです。
せっかくなので霜降りの桜肉の馬刺し2,000円、柳川800円、里芋400円、肉豆腐、鮹刺しを頼みます。熱燗を一本、これは灘の白鷹です。お通しは衣かつぎ一つ。お銚子には「みますや」と屋号が書かれています。おチョコを口につけ、お酒を飲むこの瞬間がたまりませんね。
そしてまずはおすすめの、馬刺し。柔らかくて甘みがあって、臭みもなく、あっという間に食べてしまう感じ。柳川もシンプルで味付けも素材を生かして濃くなくて程よいです。
いつの間にはお店は満席になっていました。人の声がまとまって聞こえてきて、場の空気も盛り上がってきました。ということでお店を出てきました。
外へ出ると、やっぱり100年以上も立つお店の建物が、異彩を放ってほかを圧倒しています。お店の提灯の明かりも建物をほのぼのと照らしていい感じです。
さて、その後せっかくなのでもう一軒です。今度は神田須田町方面に歩いて行きました。5分ほど歩くと、そこは神田藪蕎麦や鶏鍋のぼたん、あんこう鍋のいせ源など歴史的文化財になっている老舗のお店が軒を連ねている一角です。今回私が行ったのは実は初めてです。
「竹むら」という甘味処です。池波正太郎さんなどが通っていた有名なお店です。小上がりがあり、土間にはテーブルがいくつかありますが女性客で埋まっています。
有名なのはこの時期限定の「粟ぜんざい」だそうです。早速頼んでみました。小さな蓋付のお椀と美味しそうなお茶、それに小さなお皿にはシソの実がありました。
粟でできた柔らかくて、食感がプチプチとあるお餅、それに粒あんがほどよく甘く、少しお塩も効いて非常に美味しいのです。それにシソの実を入れると酸味がまたいい感じになります。
満足してお店を出ると、お向かいはあんこう鍋の「いせ源」さん、大勢の人がお店から出てきてお店の写真を撮っていましたが本当に長い歴史を感じおそらく味も守られてきたのだと思います。私はこうしたお店に来るとが長年続いてる味と信用と美味しいものを食べて幸せでした。
◇リンク◇
ぐるなび - みますや居酒屋(神田/居酒屋)
ぐるなび - 竹むら(神田/甘味処)
千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: 神田周辺にて憩う~つれづれ散歩道
今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ)
文化放送『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ6:40〜6:55
次回、2月3日は、「群馬県藪塚温泉編」です。
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