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【つれづれ・・・散歩道】2月17日 東京国立博物館・円空展編

13年02月17日

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今日の散歩道は上野の東京国立博物館で行われている「円空展」へ行ってきました。

円空仏って、素朴で可愛らしくて、テレビや雑誌では見たことありますが、実際に見たのは初めてです。円空さんは岐阜県出身の江戸時代初期の僧侶です。生涯12万体を創ったそうです。

この展覧会には円空がいた、岐阜県飛騨の千光寺所蔵の61体と、高山市内にある100体が展示されています。入った瞬間、森の中にいるように照明も暗く、深いグリーン色も加わっているように見えました。

そこに、丸太を割ってほとんどがその木の素材のままに仏像が掘られて、木の化身が本当にそこに宿っているように、森を守る仏像のように 怖い顔で表情は目がつり上がっているものがならんでいます。だけど何か愛らしいという雰囲気です。

中央には大きな樹齢何百年物の大きな木で作られたそのままを生かした仏像。2mくらいの高さで太い幹をそのままにお不動仏さんを彫っているものや、5cmほどの秘仏があったりします。

それから檜の木が森に並んでいるかのような、同じような高さの20cmくらいの幅で1m位の木の棒のような、円空らしい可愛い素朴な笑った表情のお地蔵さん風の仏様が30体位並んでいるのも、声が聞こえてきそうな雰囲気があります。

円空はこうした森にある木には、神や仏が宿っているといい、自分に見えたり聞こえたりして、きっと仏像を彫られてたのかなと思いました。それにしても年がら年中森へ入り孤独な作業ですごい人がいたんだなとしみじみ驚いてしまいました。

見終わったあとに自分の表情も緩んでいるような気分になりました。いつか飛騨高山の森へ行って、千光寺を訪れたいです。

上野公園は綺麗になりました。噴水のある通りは平屋の作りの大きなスターバックスやカフェができていました。

 

◇リンク◇

東京国立博物館 - 展示 日本美術(本館) 東京国立博物館140周年 特別展「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―」

千花有黄ブログ「つれづれ…散歩道」: 上野東京国立博物館~湯島シンスケ

 

今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ)

 

◇次回予告◇

文化放送『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ6:40〜6:55
次回、2月17日は、「赤羽白酒祭り編」です。

 

これまでのラジオスケジュールは、コチラです。

  

 

 

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