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【つれづれ・・・散歩道】3月3日 湯島天神梅まつり編

13年03月03日

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今日の散歩道は湯島天神です。この季節になるとあちこちの梅園を訪れた話をしています。昨年は池上梅園でしたし、その前は湯河原の梅園です。

湯島天神はこれまでも何度も行っています。とくに、夜ライトアップされた梅を見ながら、寒いところフーフーと熱い甘酒を飲むというのがなかなかいいものです。

千代田線湯島駅で降り、坂を登ると左側には石垣が続きその上が湯島天神です。石川啄木がちょうど100年前にこの坂を登っていたというウンチクが書かれた看板があります。印刷会社へ勤めていたそうで、床屋の二階を家族5人で住んで養っていたそうです。夜勤が終わり電車がなくなったとき、上野駅近くの上野広小路からこの天神下の切通坂を上ったという手記のようなものが残されています。

「二晩おきに夜の一時頃切通の坂を上がりしも勤めなればかな」心身ともにくたびれて明かりもおそらくなく山道をこの石垣つたえに歩いていたのかと思うと、しんどかったんだろうと思いますね。

そして坂を登る途中社殿の裏になります、ところから階段があり、そこから入りました。残念ながらまだ二月の上旬、梅の開花はまだ蕾ち。ちなみにここ湯島天神は、境内には300本の梅の木で8割が白梅です。樹齢は70年から80年です。

午前10時頃、人もまばらですが屋台など茶店は準備に追われています。和菓子を売っているお店の方が、無料で梅の葛湯をくださいました。寒かったので胃袋がポカポカと温まります。となりには日本蕎麦打ち名人会によるそばが振舞われるようです。蕎麦湯割り焼酎なんかもありました。

それからひな祭りにちなんで、湯島びなという折紙協会によるお雛様の折り紙セットがあって、ウインドウに飾られている大きな男雛女雛が可愛いので、思わずそのセット買っちゃいました。何かこうして伝統、文化に触れて知るだけで過去へつながっているような気になって自分の奥行が深くなっていく感じです。

境内の中央のこんもりした苔むした丘には、太鼓橋や滝なんかも流れて神社の境内には珍しく日本庭園風で風情があります。そこには梅の真っ黒い枯木があって、一本の茎がすーっと伸びて、天に向かうに従いクネクネと曲線となり、花のつぼみをつけているところは、さらに複雑に受け皿のように枝分かれしている姿も様になっています。

ちょうどお隣通し、2mほどの高さの赤と白の花を咲かせた梅の木が美しく並んで、つぼみも青々と新鮮な生命力を感じました。湯島天神といえば学問の神様菅原道真公が有名です。絵馬が簾のようにガラガラと飾られています。「兄が世界一のスキーのプレイヤーになれますように」とか学校の試験合格祈願が圧倒的に多かったです。そのせいのお礼参りなの感謝なのか、日曜日の午前中、参拝者の列が続きます。また、地面に咲く黄色い福寿草を見つけました。かわいいですね。

寒いところ芽を出し花輪咲かせて、空に向かって一生懸命花開いていて見ていて色もきれいだし、希望を感じました。私も有黄の黄は黄色ですから、元気になる色です。出店も懐かしく、だるまが売っていたり、揚げ饅頭、白南天のはし、カルメ焼き、唐辛子に、玉こんにゃくです。正面の鳥居のところには大きな御神木であるイチョウの木が二本対でありました。だからこの場所に神社ができたのかな~なんて考えたりするとまた楽しみが増えてきますね

帰りは天神下の「つるせ」という甘味処で「粟ぜんざい」を食べました。以前神田の竹村さんで食べた粟ぜんざいと違って、こちらはこし餡のあんがドバっとカレーのようにルーが乗ってなかなか美味しかったです。

 

◇リンク◇

湯島天神公式サイト

千花有黄ブログ「つれづれ…散歩道」: 湯島天神へ~

 

今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ)

 

◇次回予告◇

文化放送『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ6:40〜6:55
次回、3月3日は、「こんな女でごめんなさいの秘話と撮影編」です。

 

これまでのラジオスケジュールは、コチラです。

  

 

 

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