千花有黄（ちはなゆき）オフィシャルサイト

今日の散歩道は永田町界隈のおはなし。
永田町は国会議事堂や総理官邸、議員会館などがある政治の中心地です。実はこの近くの赤坂は、ラジオの収録や歌のレッスンなどでよく来ているところです。

たまにはこの界隈を散策してみようかなと思ったので、溜池山王駅の方へ行くと、内閣総理大臣官邸があります。コンクリートの館という感じですが建物の前には、お堀のように水が張り巡らされて、緑の柳の木が揺れているのが印象的。入ることはできませんがお城の石垣みたいなのが坂道に見えたりして城を模しているのかなと思いました。

当然、物々しい警備がされて、まさに国家の中心地です。さてこの向かいの通りをとおりを歩いていくと、「国会議事堂前」という地下鉄の駅があります。そのとなりが衆議院議員会館、7，8年ぶりに来て見ましたが、昔の建物が取り壊されて近代的なビルに様変わりし驚きました。確かここに「日枝神社」の入口があったと思うのだけど・・ビルとビルの間にありました。

「日枝神社」・・日本の中心を守る神社として鎌倉時代そして江戸城を守ってきました。江戸三大祭りの山王祭は有名です。大きな御神木が有りここの階段は男坂と呼ばれ、横に長くて130段あります。各地の樽酒が奉納されて鮮やかな朱色の建物です。お参りしてきました。「皇城の鎮め」とし、日本の中心をお守りする神社です。

この場所は高台で星を眺めるのに良い場所で「星ヶ丘」と呼ばれていました。北王路魯山人が「星ヶ丘茶寮」という料理屋をやっていたことも知られています。境内には大きな御神木があり、反対側の大通り沿いはなんとエスカレーターがついています。ここから一望すると赤坂のビル群が見渡せて、この神社だけは変わらずに見守ってきたのだと思うと感慨深いものがあります。

ところで議院会館の隣にある「黒澤」のお店は健在でした。この店は14年前に出来私も「すっぽん」をご馳走になったことがありました。現在はお蕎麦屋さんもやっていると聞き、立ち寄りました。

黒澤監督の美術スタッフがプロデュースしたというこのお店は江戸時代を思い出させるような佇まいです。店内は黒澤監督の制作された映画のポスターがたくさんひとつにまとまったポスターがあったり、監督の写真、ゆかりの品々、各部屋には絵コンテなどが掛け軸になって飾られています。

私はお蕎麦を食べようと思いそば席へ案内していただきました。このお店は黒澤監督が好きだった料理を生前と同じように、お客さんに振舞うというスタイルのようです。監督が鹿児島出身で黒豚のお肉が充実、とりあえずおそばの前になにかつまみと思い、冷酒を頼みます。久保田の百寿、マスカルポーネチーズと酒盗、マスカルポーネチーズと酒盗の和物でマスカルポーネチーズは甘くてクリームチーズのようなものおです。かつおの塩辛の塩っぱさで調和されて、これに焼いたお麩につけて食べますと、香ばしくて美味しいです。

竹の子の木の芽和えはほんのり苦味があって竹の子の食感とあっている。せいろ蕎麦・・コシがあって固めのそば、そばつゆは色など醤油が強いということではないが、出汁が効いています。

永田町という落ち着かないところですが、日枝神社には元大臣などがお参りに来ていたり、黒塗りの車が止まっていたりと普通の場所ではないですがそれでも変わらぬ神社やお店があると、ホッとします。春の味覚の筍や木の芽が一層春を感じさせてくれました。

◇リンク◇

ご祈願・お参りなら赤坂にある日枝神社
レストラン黒澤グループ

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: 永田町界隈～

今回訪れた場所は、 ココ（Google Mapへ）

◇次回予告◇

文化放送『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ6:40〜6:55
ラジオ大阪『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ9:15〜9:30

次回、5月5日は、「埼玉県東松山市編」です。

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