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【つれづれ・・・散歩道】6月2日 新潟柏崎市貞心尼編

13年06月02日

新潟県柏崎市へ行ったお話です。柏崎市は前作「北斗の愛」をリリースした際に、全国に北斗町が7箇所かあると聞き、そのひとつが新潟柏崎市の北斗町でした。地元の方とご縁ができ、柏崎市内でカラオケ大会が有りゲスト出演で呼んでいただきました。

カラオケ大会は市内のカラオケ教室の先生が中心になり、500名のお客さんで賑わいました。私が行ったのは5月下旬で田植えがこれから始まるという頃でしたが例年に比べ今年は寒い日が続いたそうです。山にはまだ雪が残っていました。

前回柏崎へ行った時は地元のイベントに出演し、日本海で捕れる鯛が有名でどんぶり選手権では見事「鯛茶漬け」がグランプリに輝きました。今回は駅前のホテルに宿泊していたので早起きして駅前通りを歩いていましたら歌碑が数メートルごとにあるので、なんだろうと調べてみると貞心尼という女性の尼さんの歌なのです。

私は知らなかったのですが「良寛」さんという和尚さんの話は聞いたことがあります。良寛は18歳で出家して、厳しい修行に耐えても、自分の寺を構えることもなく、質素であったが豊かな心をもって和歌や漢詩を読んだ名僧で知られています。その最後を看取りその全てを受け継いだのがこの柏崎の貞心尼で、幕末女流3大歌人と言われています。

貞心尼は17歳で嫁ぎ5年で離別し、柏崎で尼僧生活をされたそうです。30歳の時70歳の良寛さんと出会い、お互いが詠む贈答歌の交流は純粋で情熱的と言われ良寛上人をしたい、最後まで看取った尼さんで歌人として知られています。恋人同士だったのでしょうか?尊敬心がお互いの恋愛に変わったのでしょうか?

駅前通りの両側に数メートルことに「いろはにほへと」と12の歌の石碑があるのはとっても趣があって風流だなと思いました。その石碑も丸みを帯びて字も崩したような字体ですが、流れるように風情があります。そして一つ一つ読んで歩きました。

この中に「に」のところで良寛さんのことを書いた歌がありました「いつまでも  たへぬかたみと  おくるなり  わが法の師の  みずくきの跡」・・師良寛の筆跡をいつまでも大切な形見として差し上げます。という意味だそうです。

涼感さんが亡くなられそのあとを引き継いだ貞心尼は、良寛の書いたものを人から所望されて差し上げるときに必ずこの歌を書いた手紙を添えたそうです。とにかく面倒見がいいというか良寛さんを心底師と仰ぎ、愛していたんでしょうね。素敵だなと思います。

そしてゆかりのお寺などいくつか見て回り最後は托鉢姿の貞心尼を見てきました。清楚で美しいお顔立ちだったんですね。この像も良寛さんのいる出雲崎の方向を向いているように作られたそうです。ということでこの貞心尼さんの歌碑やゆかりのお寺などを見て回るのは約3キロのコースでしたが、そうした歌に触れてその人物の心を想像するのもいいものですね。

ところで柏崎はラーメンも美味しいらしくこの商店街にある「そばよし」さんは行列ができていました。商店街に人がそんなに出ていないのでこの行れるはよくよくだなと思い、ついつい並んでみました。

家族で運営していてお嫁さんなど女性が多く5、6人で切り盛りシンプルな醤油ラーメンで、だしの効いた熱々のスープにチャーシュー、ネギ、シナチク、麺が多めですが美味しかったです。焼きそばもおいしそうでした。

 

◇リンク◇

貞心尼 - Wikipedia
めん類専門店 そばよし

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: 新潟県柏崎市~

 

今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ)

 

◇次回予告◇

文化放送『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ6:40〜6:55
ラジオ大阪『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ9:15〜9:30

次回、6月9日は、「新潟柏崎市越の誉酒蔵編」です。

 

これまでのラジオスケジュールは、コチラです。

 

 

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