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【つれづれ・・・散歩道】6月23日 木更津漁港~穴子編
13年06月23日
おはようございます。先日、茨城県は古河市の「ほたる祭り」で歌わせていただきました。蛍の飼育に携わっている地元のボランティアの方に教えていただいたのですが、蛍のメスはお腹が赤くて、オスはお尻のところが白いそうです。小さな小川に夜になるとピカッピカっと闇夜を照らすホタルの光に子供たちは大喜びでした。
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今日の散歩道はちょうど6月から8月までの時期が旬な「穴子」のお話です。地元では穴子丼のことを「はかりめ丼」と呼んでいるそうです。
木更津へは新宿から高速バスでアクアラインを通って約1時間です。意外と早く着いてびっくりです。港は大貫港といい、大佐和漁業協の「登丸」の船長さんにお世話になりました。
海釣りは2回目、この日東京湾は時化で波が荒く、ちょっぴり船酔い気味の私でしたが、組合の奥さんの作ってくださった「てっぽう巻」というご飯の中に紅しょうがの刻んだものと鰹節が入って、それをのりで巻いた巻物やじゃがいも、とうもろこしんなどを食べると元気になりました。
20kmくらい走ると、速度を弛め、穴子の仕掛けが始まります。プラスチックの穴のあいた70cmくらいの筒が大量に積まれているのです。その筒には一つ一つ紐がついていて、中に小さな魚を筒にいれます。餌ですね。
海に投げていきます。そして相乗席にはレーダーがついていて、どの方向に仕掛けたかわかるようになっていて、波の荒さによって操縦も長年の勘なのでしょうね。船長は操縦席から椅子に立って、天井にでて海をチェックして、足で操縦していました。すごいものです。
2時間仕掛けの筒、その数はなんと750本、投げっぱなし。長―い紐がよく絡まいものだなと思いました。そして夜中の1時から3時にこの仕掛けをローラーで引っ張って、筒にかかった穴子の漁が終わるのです。それにしても、海で働く人って本当に命懸けなんだなと改めて思いました。
このあとは漁師さんの自宅へ行き、「穴子で一杯やりましょう」なーんて言うので嬉しくなっちゃった。そして自宅では海苔を作っていて大きなタンクのようなものがありました。天草が干してあって、寒天も作っていました。
奥さんが作ってくださったお皿いっぱいの大量の煮穴子です。ふっくらとよく煮上がって、新鮮で本当に美味しいかったです。穴子を味付け海苔に巻いて食べるとまたこれが美味しい~タコときゅうりの酢の物に、自家製、寒天も口に残るしっとりさは一味違います。とっても美味しかったです。
夜は地元の料理屋さんには60人ほどの人が集まり歌を歌うことに。テーブルにはご馳走の山、穴子の天ぷらに獲れたてのイカに平貝のお刺身、それに天然のとらふぐが大皿に美しく並んで~なんと贅沢な木更津、富津の漁師の皆さんの心意気にすっかり魅了されて、楽しいひと時に感謝でした。
◇リンク◇ 今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ) ◇次回予告◇ 文化放送『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ6:40〜6:55 これまでのラジオスケジュールは、コチラです。
ラジオ大阪『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ9:15〜9:30
次回、6月30日は、「岩手県盛岡編」です。