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【つれづれ・・・散歩道】7月7日 岩手県遠野市編

13年07月07日

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おはようございます。今日は七夕ですがみなさん願い事って何かしたことありますか?先週は岩手県盛岡・花巻へ行ったお話をしましたが、今日の散歩道はそのあと遠野市へ行ったお話です。

遠野市といえばあの柳田国男さんの「遠野物語」で有名な町です。一度行っていたいと以前から思っていました。 盛岡~釜石線で遠野駅まで1時間20分、車窓から見える風景は水の張った水田があって、青々とした稲が整列していい感じです。山が綺麗、遠野市へ近づくに連れて、緑一色の街という印象です。整備された綺麗な駅です。駅からすぐ近くに「とおの物語の館」「遠野城下町資料館」があり、ここで語り部が聞けるというので早速行ってきました。

ここは「遠野物語」の柳田国男が滞在した旅館や世田谷で住んでいた屋敷が移築されています。遠野座という劇場が作られています。ここで今も語り部の皆さんによって昔話が伝えられています。代表的な話で「遠野三山」「おしらさま」「座敷わらし」などたくさんの話があるそうです。

服装は上下の作務衣を着て、寄せの舞台のように座布団に座って話しだしました。味のある本当に話なれていて、よどみなく、ひとりひとりの目を見て語りかけるように話してくれる。それが子供たちには子守唄のように聞こえるかもしれない。子供の頃から親や近所の人に聞かされて、「人を育てるために大切な教訓がたくさん物語の中に入っているのでこれは語り継いで欲しい」と遠野の人たちが守ってきたものです。

昔は夜針など仕事をして子供を寝かしつけるために話していたそうです。話してくださったのは阿部やえさんといいます。70代後半くらいで103歳の方が一番年長だそうです。

もともとは熊野三山が始まりで蓬莱山を求めてきて遠野の地に来たらしいが蓬莱山はなかったそうです。話はじめは「むがす、あったずもな」「どんどはれ」で終わります。大体30分くらいを目安に話してくれます。

私が中でも感激したのは南部曲がり屋千葉家に行ったことです。目の前は山があって田んぼがあってそこに坂道があって小高い丘には石垣が作られ、木造の茅葺き屋根の家がドーンとあります。曲がり屋というのは遠野と盛岡に多くあったそうですが、L字型になった茅葺き屋根の屋敷のことで馬小屋と住居がL字型に直結して作られています。約800坪の土地に母やの他、作業小屋、大工小屋などがあります。

この曲家の屋敷がこの田園風景に溶け込んでなんとも言えません。これぞ日本の田園風景なのかと思いました。14代目の千葉さんがいらして話を伺うと現在もずっと生んでいたが、維持するのが大変なので国に管理してもらうことになったとお話下さいました。

かっぱ淵・・・神社がありその裏側にある、小さな小川が流れこの淵にかっぱがいたらしい。帰りのバスがなくて困っていたら仕入先の車が来て、遠野駅まで乗せてくれた食事は遠野名物のジンギスカンを食べたが、美味しかった。なぜかジンギスカンなんですって!郷土料理はひっつみという、すいとんのような小麦粉を練って伸ばしたもの。

ところで遠野市も駅前にはカラオケスナックが結構あります。旅館の館主に紹介を受ける語り部をいくつも聞いたり、かっぱがいたというかっぱ淵へ行ったりしたのが印象的で周りの方々がとっても親切なのでこれは現実なんだろうかなと狐につままれたような気分また、ぜひ行きたいところでした。

 

◇リンク◇

とおの物語の館(平成25年4月27日オープン) | 「こちら岩手ナチュラル百貨店。」 いわての旅:いわて観光/旅行ポータルサイト
遠野城下町資料館 - 遠野市
千花有黄ブログ「つれづれ…散歩道」: 遠野市~

 

今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ)

 

◇次回予告◇

文化放送『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ6:40〜6:55
ラジオ大阪『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ9:15〜9:30

 

これまでのラジオスケジュールは、コチラです。

 

 

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