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【つれづれ・・・散歩道】9月22日 浅草編

13年09月22日

おはようございます。今日の散歩道は浅草へ行ったお話です。こうしてこのつれづれ散歩道も9月でまる8年、本当にみなさんに支えられて続けることができました。そんな中でも浅草へ行ったという散歩道の話はとても多く、私の好きな街です。

思い出しただけでも、浅草寺に詣でにお花見に言問団子、向島百花園、スカイツリー、ドジョウにかっぱ橋の蕎麦打ち教室、羽子板市で3万円だして買った話、朝顔市、ほおずき市、人力車に神谷バー、銭湯に60年続くバーねも・・思い出しただけでもたくさん出てきます。ということで久しぶりに浅草へ行きまして「観音様」をお参りしてきました。

もう夕暮れ近くでしたが浅草寺に続く仲見世通りは、観光客でまだまだ人通りも賑やかでした。ところで今回改めて新発見をしたのが浅草寺のあの大きな「小舟」と書いてある大きな提灯のある鳥居の手前の正面から左側の大きな御神木でもある銀杏です。 昭和20年3月10日の東京大空襲の時、浅草一体は大変な焼け野原と聞いています。今ではお寺や建物は全て立て直してその面影は影も形もありません。しかし、その大木である木々は細長く空襲で焼けた跡があって、黒焦げで中が空洞になっていました。

すごいものです。それにもかかわらず今でも生き続けているその生命力に圧倒されてしまいました。思わずこげたきの匂いをかんできましたが、当時のことを想像することができ刺激を受けてきました。今まで何度もお参り来ている浅草寺ですがこの空襲のあとの銀杏の木には驚いてしまいました。

しばらく浅草の街中をぶらぶらし、伝法院通りや浅草芸人の看板がある六区、新仲見世通り、寿司屋横丁、どこもかしこも何度訪れても楽しいです。ただ昔と違うのは町並みからニョキッと顔をのぞかせる東京スカイツリーです。

そして食事ですが、久しぶりに「どじょう」のお店「飯田屋」さんに行ってきました。2階に通されて「どじょう鍋」です。やっぱりこうした老舗のお店に来たら、どじょうも頭ごとついている「丸」をたのみました。小さな小鍋にはもう下味がつき骨も柔らかく煮込んである15cmほどのほどよく肥えたドジョウが、一人前5~6匹ほど濃口、薄口の割り下を入れて、ネギの他にごぼうにお豆腐を頼み、小鍋で煮て、溶いた生卵につけて食べました。

そのあとはいつも賑やかで人が絶えない、屋台が連なるもつ煮や焼き鳥屋さんの通りをすぎて「浅草演芸場」へ行きました。もうすっかり日も暮れて7時半すぎ、知り合いの芸人さんも出ているので観に行きました。

寄席も暫くぶりですが活気があって大入り満員、二階席でした。改めてまずは歴史やうんちくから始まる落語の噺家の皆さんの話術に酔いしれながら、人間の行動や動作のおもしろさ、落ちと楽しい時間でした。

ということで、つれづれ散歩道の最終回を前に大好きな浅草を訪れたのですが、そもそもは、歌手になる前に突然文学座の研修生を卒業し、東武線に乗って栃木県の演芸場に修行で行くことになりました。あの頃は辛かったので隅田川を横断する東武線を見るたびに、そんなことを思い出します。

その後、わずか数ヶ月で戻されまた東京へ、歌手デビュー。それから11年間路上で立ってはCDを売る時代があって身も心も限界。2年間の休業、そして千花有黄としての再デビュー。その充電期間中にこの浅草へ小唄を習いに雷門の先のお稽古場がある師匠のところへ月に何度か通うことからまた浅草へ来ることが多くなったんですよね。

ということで、冒頭でもお話したようにこの「つれづれ散歩道」も来週が最終回。ここまで来られたのも聞いてくださる皆様のおかげ、ありがとうございました。この散歩道がなければ今の私はなかったといってもおかしくおないほど・・モノをよく見ようとする目、まだまだですがおかげで通り過ぎて見えないものが逆に身近になったり、体験することの楽しさそこから分かること知ること。

食べ物のもそう、とにかく食べてみよう。意外に美味しかったり食からも随分と学び馬した。結構食べ歩きで太っちゃったり、飲めないお酒も酒蔵へ行ってみたりしているうちにお酒の世界の深さを垣間見たり、人とのコミュニケーションも楽しくなって交遊関係も広がりました。来週もまだありますので、どうぞよろしくお願いします。

 

◇リンク◇

今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ)

 

◇次回予告◇

文化放送『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ6:40〜6:55

次回、9月29日は、「浅草編」です。

 

これまでのラジオスケジュールは、コチラです。

 

 

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