ご無沙汰いたしております。

新型コロナウィルスによる、感染拡大防止に伴うイベント中止の最中に

母親が桜の花びらの散るがごとく、4月2日に永眠しました。77歳でした。

皆さま方には生前、母が大変お世話になりました。3年前から埼玉県内の施設でお世話になり、車いすからシルバーカーで動けるように

なり、今年の1月には2人で外出しレストランで食事をとれるまで元気になり、年内には実家へ戻りたい、温泉旅行へ行こうと計画中でした。

2月に入りコロナウィルスの関係で面会禁止となり、その時から母は急激に食欲がなくなり、栄養低下、血尿が出たということで

病院で検査を受け、久しぶりに短い時間、面会が許されました。その時の母は何も話をせず、辛そうな目をしていました。翌日様態急変で入院

僅か12日であの世へ旅立ってしまいました。膀胱がんによる腎不全、病名は脳梗塞・・あまりの突然のことで私は深い悲しみで心が空虚

実家に戻った母は本当に穏やかな表情でよく眠っているようでした。 今回、自粛生活でしたので、ステージも人と会うことも限られていましたので、母の死を真っ正面から向き合う日々、母の家族にあてた手紙やメモなど遺品の整理もはかどりませんでした。

再デビューから15年が過ぎ、母は病との戦い、私は名前を変えての再出発とお互いに励ましあい、親子を超えた親友でした。

思えば母と同じ年齢で亡くなった、亡き父の入退院を繰り返しての闘病生活も辛い毎日で、仕事帰りに病室へ駆けつけ泊まり込んだりの

2年8か月。でもその間は母もおり、家族で食事もできました。それに私には「歌」があり、ファンの皆さんがステージで応援してくださるので気持ちを切り替えることができました。ところが今回の自粛生活は、面会ができなかったため、母の声なきSOSが毎晩のように私に届き、

病室に駆け付けたときには意識もなく、手を握っても冷たく、表情もなく、本当に心身共々辛かったです。

この度のコロナウィルスで亡くなられた方々やご家族の皆さま、関係者の皆さま、そばにいられない、会えない苦しみをされ未だ、悲しみから解き放たれていないとお察しいたします。

 納骨を終え49日も過ぎ、非常事態宣言もようやく全国解除されることになりました。わたしも心新たに自分の人生と向き合い、

応援くださる方々の信頼を失わないよう、地道に頑張っていく所存です。残念ながら、7月19日の「千花有黄・サマーライブ・ディナーショー」はこのようなご時世のため、関係者と相談した結果中止となりました。また、様々状況を見て活動再開に向けて準備し、ファンの皆さまとの再会を楽しみにしております。尚、毎週月曜日夜9時からのラジオ日本「千花有黄の道いろいろ」、千葉テレビ他「歌う!セールスマン」出演しております。ご視聴いただければ幸いです。

今後共、よろしくお願い申し上げます。   

                                                            千花有黄   

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