白洲正子さんの著書、何冊かもっているが
はっと考えさせることがある。特に「自分の色」というエッセイは心に残る
「自分に似合う色を見つけるという事は、着物一枚にしろ、思ったほどやさしいことではなさそうだ。・・・・・真に物を愛するということはそんなにたやすいことではない。・・・自分の物を見出す、自分のものにするということは、いくら着物が相手でもそう簡単にはゆきかねる。一生に一つ、ほんとうに似合う物が見つかったら大出来だ、そう私は考えている」抜粋・・画家が一つのテーマや形、色を追い求めているように
見いだすことは難しいことだと思う。それほどに自分の中でこだわりや何かがないと中途半端ではやはり人も納得させられない。
私の歌や話すことにもそうしたテーマや芯がないといけないと思っている。
同じだ。別にこういう職業だからではなく、人として生きてきて、何か自分らしいものを見出して求めて、たとえば衣服や小物でもいいと思う。どこかにそうしたところがあれば。