スケジュール
【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 8/29は...
10年08月22日
[ラジオスケジュール]8月15日 | 神楽坂阿波踊り編 |
8月22日 | 八王子銀河鉄道の夜プラネタリウム編 |
8月29日 | 厚木鮎祭りとホルモン編 |
9月5日 | 中華街編 |
※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。
[8月22日の放送内容]
八王子銀河鉄道の夜プラネタリウム編
今日の散歩道はプラネタリウムへ入ったお話です。
私の中で、夏といえば夜空、星...。というとプラネタリウム。それに出かけるのも何となく涼しい響きのするところがいいですね。全国で100万人を突破したというプラネタリウム「銀河鉄道の夜」を見てきました。
◇
八王子市の「サイエンスドーム八王子」というところで行われているそうです。ところが上演は3時50分から2本だてで1時間の1回だけということです。ならばと先に昼食をかねていってみたかったお蕎麦屋さんへ。
場所は1つ先の西八王子駅。図書館裏の小学校近くの住宅街に佇む隠れ家的なお蕎麦屋さんです。玄関は、かがまなければ入れない引き戸です。靴を脱ぎ、床にいい感じの低めのテーブルがあります。
ここでお昼のコースを注文しました。2,500円。ガラスの冷やし鉢に盛られた、ナスやモロヘイヤ。アナゴにすくい豆腐、せいろ、天ぷら、特に海老のかき揚げが美味しい、笹と蕎麦の甘くない羊羹。いいお店でした。
◇
すっかり腹ごしらえもでき、さて今度は八王子駅北口へ行きバスに乗ります。約10分で「サイエンスドーム八王子」のバス停に着きました。神社の脇の通りを行くと、丸―いドーム型のプラネタリウムの建物があります。夏休みということで、子供やその親達が多く訪れています。
プラネタリウムは「銀河鉄道の夜」と「はやぶさ」の2本です。250人の座席はゆったりとして座りやすく、背もたれもリクライニングになっていました。中央にはブルーの丸くて穴が開いた機械がおいてあります。これが国内最高のプロジェクターでドームいっぱい360度に銀河の幻想的な映像が広がります。
はじめに銀河鉄道はSLのような昔風の鉄道で登場しますが、その映像がきれいです。影絵みたいな感じだし、何より自分が列車の座席に乗っているような錯覚を起こします。
列車が動くと海にかかる橋は近づいてきて、海のなぎさや空を飛ぶ白鳥が大きく羽ばたいて、銀河へ飛んでいくのですが、本当に空に飛んで吸い込まれそうでした。
物語に出てくる北十字や白鳥停車場、アルビレオ観測所、真っ赤なさそりの火や透明感のあるリンドウの花やいろんな星座の星がでてきます。観測所の櫓のような三角標がきらきらと車窓から見えて草原に青いイルミネーションのようにきらきらと輝いていました。
とにかく椅子が回っているような錯覚をおこすほど、画面に吸い込まれて一緒に銀河鉄道の旅をしているようなのです。本当に列車が上に走ると自分の椅子も動いているようですし、景色が遠くなったり近くなったり、まわったりと、3Dもびっくりでしたよ!
こんなすごいプラネタリウムは初めてでした。
◇
またこの後投影された「はやぶさ」がすごい。あの小惑星「イトカワ」に着陸して岩石を持ち帰る探査機「はやぶさ」の物語ですが、映像が本当にリアルで「イトカワ」という小惑星はごつごつとした岩石でできていて、大きさも大型タンクローリー一隻くらいの大きさだそうです。
◇
「銀河鉄道の夜」には思い出があります。池袋にある舞台芸術学院というところで演劇の学校へ通っていた頃卒業公演で、「銀河鉄道の夜」主人公ジョバンニの憧れの同級生のカンパネルラを演じました。少年役なのでショートカットに宇宙服のような白いつなぎを着て・・・懐かしいです。「本当の幸いを探しにいく・・・」なんて台詞があり今も、あの純粋な物語に惹かれていた自分を思い出しました。
何だか懐かしくなり近くのレンタルビデオ屋さんへ。「銀河鉄道の夜」のDVDを探しましたがなくて、代わりに「銀河鉄道999」を借りました。
いい映画で本当に胸が切なくなります。みんなが幸せであって欲しいですね。
◇リンク◇
サイエンスドーム八王子|八王子市
千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: