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スケジュール

【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 9/12は...

10年09月05日

 [ラジオスケジュール] 
8月29日厚木鮎祭りとホルモン編
9月5日中華街編
9月12日としまえん回転木馬編

※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。



[9月5日の放送内容]

中華街
 
今日の散歩道は中華街へ行ったお話です。
中華街はJR石川町北口を出ると、高速道路が走っていますが、それと同じくらいに高い大きな門があります。中華街にはこうした門「パイロウ」というそうですが、全部で10あります。門は中華街の入り口となる東・南・北・西にあり、色は風水に基づき青、赤、白、黒で彩られて、それぞれ守り神がいます。

あらためて歩いてみると結構広く、本当に中国料理店が多いなとつくづく思います。この中華街の中央あたりに「関帝廟・かんていびょう」といって中華街で生きる中国の人々にとって心のよりどころとなる、日本でいうお寺があります。今回私が中華街へ訪れたのは、その「かんていびょう」の主君、あの三国志で有名な「関羽・かんう様」の誕生日を祝う祭りが、年に一度8月4日に行われるというのでいってきました。



中華街の警察署の近くに、一番大きな門があります。ここの通りが中華街のメイン通りです。しばらく歩いていきます。「横浜大飯店」「萬珍楼」など漢字の文字の看板の大きなお店が軒を連ねます。広東料理の看板が多いです。中華街の中国料理店は239店あるそうで、うち広東料理店は100軒だそうです。

美味しそうだな〜とウインドウの料理を見ていました。軒先で豚まんが売られています。また占い屋さんが増えました。吉本のおもしろ水族館なんていうのもあります。途中右折し中山路へでます。すると「かんていびょう」がありました。圧倒されるほどきらびやかで、階段を上がったところに白い大理石の石の上に赤い柱が4本立ちその上に4頭の龍が屋根の上で守り神です。中国らしい細かい彫刻目も眩むようです。日本でいうと日光東照宮のようかな。

横浜中華街は横浜開港後、日本と西洋人との間に立ち生糸や茶の貿易で仲介者の役割を果たしたそうです。ですので150年近い歴史があります。昔の名残を感じさせる建物や路地を歩いていると世界中から人が訪れてにぎやかだったのでしょう。このかんていびょうもはじめからこんなに豪華ではなかったそうです。長い歴史の間、震災や空襲で焼けて現在4代目だそうです。

午後5時から中華街では街を上げて中華街全域の1.5kmをパレードします。爆竹が激しくなり、お店からもにぎやかなサッカーのブブセラのような音楽が聞こえます。日本のお囃子のように中国も笛やシンバルのような太鼓チャルメラのようなラッパの演奏をバックに、獅子舞や、龍舞、中国舞踊、中国伝統芸能パフォーマンス、全長3mのからくり人形は衣装は絹で刺繍がほどこされています。その後ろを中国風のおみこしにご神体のお人形の関羽様を乗せてにぎやかにパレードが行われます。お店が軒を連ねる両側には各お店でお供え物を置くんですね。お線香や桃などの果物に中国菓子が並んでいます。日本とは違う中国文化を垣間見た気分でした。
 
 ◇
 
地元の人たちと中華街本通にあるお店「彩香」という中国料理店で食事をしました。お店はにっこり笑ったふくよかなコックさんの看板が目印、まだ新しいお店です。材料は国産のものを使い、上海料理や台湾料理などの流れを汲みますが、中国創作料理店です。
 
地元の人に中華街でどう料理を注文すればよいか聞いてみたら、三菜湯「さんっぁいたん」お願いすることとのことです。というのはこれ、食材も味付けも違う、3品とスープをおねがいしますということなんです。

この注文の仕方はお店の人が真剣になる頼み方だそうですよ。飲み物は台湾5年物の紹興酒を注文。そして三菜湯という事で出てきた、第一品は、これは珍しい「アヒルの舌の香り揚げ」と野菜の炒め物が混ざったもの・・・いけます。衣の味付けの香辛料が効いてぴリカラ、なんとアヒルの舌は二本の骨があります。

二品目は、おなじみ腸詰。これは生のニンニクときゅうりを一緒にはさんで食べる。生ニンニク抵抗ありましたがはさんで食べるという・・・いけます。

最後に豆腐と赤ピーマンのセロリ炒め。豆腐も適当に水分を切ってあるので、別の食材のように感じました。おしょうゆ味でさっぱりとそしてふかひれスープ。

それぞれ食材も、味も異なり、なるほどこういう風に頼むのかと勉強になりました。もう一品頼むと、今度は酢豚と牛肉の炒め物です。ケチャップ系の甘みのあるある味付けです。
 
最後はお店の名物「クリスピーチャーハン」です。韓国の石焼ビビンバのように熱い石でできた器のなかには、チャーハンとおこげが混ざり合っています。その上にホタテや海老など魚介類がたっぷり入ったあんかけが乗っています。
これらを混ぜて食べると、熱々のぱりぱりおこげが、あんかけでやわらかくなり、美味しくチャーハンとなべ底でじゅーっと音を立て、いやこれは美味しい!

150年の歴史がある中華街、今まで以上に発見があり身近になったようです。


◇リンク◇

横浜中華街 Yokohama China Town
横浜中華街彩香

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: 中華街その2

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