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スケジュール

【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 10/30は...

11年10月23日

 [ラジオスケジュール]  
10月9日北斗の町を訪ねて 北海道北見市北斗町編
10月16日北斗の町を訪ねて 北海道北見市北斗町観光編
10月23日北斗の町を訪ねて 北海道根室市北斗町編
10月30日北斗の町を訪ねて 北海道根室さんま祭り編

※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。



[10月23日の放送内容] 

北斗の町を訪ねて 北海道根室市北斗町編

おはようございます。紅葉の便りが聞こえてきます。お天気の日は、散歩するのが本当に気分爽快です。近くの公園のベンチで、じっと木々をみてみれば、結構葉っぱが色づいているのに気が付きます。

先週は北海道北見市の北斗町や北見市内での観光などをお話ししましたが、今日の散歩道は、同じ北海道は根室市へ行ったお話です。



北見駅の近くのホテルから朝5時にタクシーで、オホーツク方面の網走駅まで1時間乗りま
した。

網走から一両編成の電車で3時間。釧路駅で乗り換えて1時間。根室行きの快速「ノサップ号」の電車を待ち合わせます。何だかんだと、根室駅まで約7時間です。

網走からは、オホーツクの海をず〜っと見ながら走っていきます。網走から釧路方面の摩周湖や阿寒湖などへは車で行ったことがありますが、電車で行くのは初めてです。

それにしてもこんな広大な大自然の中をよく電車が走るものだと感動します。長く電車に乗っていると線路の音も慣れてきてリズムになって聞こえてきます。

釧路へ近づくにつれて、湿原が車窓から見えました。10時10分釧路駅に着きました。食事は駅の中で売られていた手づくりのおにぎり紅鮭と筋子のおにぎり。めちゃ美味しい。

根室行きのやっぱり1両編制、1駅1駅が長いですよ。車窓から牧場が見え、牛が放し飼いにされています。広いなー自然だなー。飽きることなく景色を楽しんでいました。

それにしても荷物さえなければ気ままな旅ですが、「北斗七町」を訪ねるのですから、そうもいきません。電車に乗ると早速、車窓の景色をムービービデオで撮り、ポケットにデジカメ、そしてお得意の手帳とボールペン。結構忙しいのです。

根室は北海道の一番東で「朝日が一番近くに見える町」としてPRしています。根室って名前は全国区ですよね、駅に着いたら案外こじんまりした駅で意外でした。

ということで、地元のタクシーに乗って(これがホクトタクシー)に乗って北斗町へ行くことにしました。



車で5分くらいのところ、ここ根室も市街地は整備されて、車道も広く、高台に住宅がきれいに立ち並んでいます。

北斗町周辺は住宅街ですが、中心になる建物はやはり「根室北斗小学校」でした。これで北斗と名の付く学校は柏崎、北見と三か所ありました。

学校へ行ってみると、少年少女の像があり、星を求めて両手を挙げている姿で、校歌にも「輝く星」という歌詞がありました。天高く輝く星を求めているように見えます。ここは高台で見晴らしがよいのでさぞ北斗七星がきれいなのでは?

そして、図書館へ行くことにしました。図書館の司書をして地元の新聞などのコラムなどを書いている浅野さんにお会いしました。

根室北斗小学校の記念誌を見せてもらいました。ピンクの表紙に大きく「北斗星」と書いてあり、星のマーク。今回の北斗町の名前のいわれについて地名の文献など資料をたくさんいただきました。

 大正3年、北海道庁長官園田長官が名付け親のようです。園田長官はこの北斗小学校の開校式にご臨席されて「北斗七星のごとく、教師職員、生徒が協力して立派な学校を作り、北の国に輝け」という思いを込めて北斗小学校と命名されたと書いてありました。
 
そして昭和41年に北斗小学校の名前から北斗町という地名がつけられた。

北海道はなぜ北斗七星が多いのでしょうか?そんな素朴な私の質問に答えていただき、たくさんの資料を見せてもらいました。やっぱり北に輝く星、というのが一番の理由じゃないかと思いますし、北海道の開拓使のマークや北海道庁、サッポロビール、札幌駅ビルの時計などよく見るとみんな星です。

ところでこの北斗町という名前がつく前は、開拓民の人の名が町名で合併して、北斗小学校があるので「北斗町」だったそうです。

この日は、根室は大雨でした。旅館へ泊り、海からかなり離れているのに部屋に救命用のロープがあるのが印象的でした。これから寒くなると空が澄んで夜空がきれいで北方領土も見えるそうです。

根室へ来てこの大自然の中、開拓された人の気持ちやここで住んでる人たちのことを思います。大変な苦労だったのではないかな。北斗七星ってやっぱり、希望や未来を感じさせる星だったんじゃないかって思いました。

私もこの旅をつづけ、根室へ来て私のこの旅も先が見えないけどでも、きっと行くことによって何かある。そんな気がしてこの旅をつづける気持ちに張り合いが出てきました。

根室ではエスカロップという食べ物があります。昭和38年にモンブランという洋食店が発案したのが始まりです。そこで食べました。

エスカロップって仔牛のことだそうです。ネーミングがエスキモーみたいで根室らしいかなと思いました。

要は食べやすく薄いカツレツがバターライスに乗って、デミグラスソースがかかっているごはんです。魚だけじゃなくこんなお洒落な洋食も人気なのですね。


◇リンク◇

根室市役所 [ -根室市ホームページ- ]

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: 根室北斗町のこと・その1

今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ)

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