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スケジュール

【予告&前回の内容】つれづれ・・・散歩道 11/27は...

11年11月20日

 [ラジオスケジュール]  
11月6日北斗の町を訪ねて 北海道根室市北斗町編
11月13日北斗の町を訪ねて 北海道富良野・観光編
11月20日北斗の町を訪ねて 京都東山区北斗町編
11月27日北斗の町を訪ねて 大阪府守口市北斗町編

※上記内容は予定となっていますので、変更される場合がございます。



[11月20日の放送内容] 

北斗の町を訪ねて 京都東山区北斗町編

おはようございます。「北斗町を訪ねる旅」も新潟から始まって、北海道三か所を回りました。今日は、京都の北斗町へ行ったお話です。



まず向かったのが東山区役所・東山区は京都でも観光スポット。祇園や三条京阪などの繁華街や清水寺など歴史的建造物が多いところです。
 
大雨で台風15号の日で、ちょうど京都を12時に通過したところでした。

東山区役所の柴田さんという方にお会いすると、北斗町の地図や地名のいわれなど、資料を用意してくださいました。

実際に行ってみました。三十三間堂を目安に行きました。資料によると北斗町の地名は古く、法住寺のお寺の境界地に北斗堂というお堂があり、その場所が北斗町となったということです。江戸時代後期の話です。

三十三間堂のすぐ向かいに大和大路という通りがあり、その向かいが北斗町です。

病院などもあり昔ながらの住宅地だなと感じました。狭い路地には京都らしい町屋や住宅、マンション、それに病院がある住宅街です。

北斗町の町会長に会いました。お話によると昔は長屋が並んでいたそうです。大和大路の通りだけは変わらず、向かいの塀で囲まれた三十三間堂は、昔は塀などなくて子供の遊び場だったそうです。

近くには、古い漬物屋もありました。会長さんに「北斗堂」があったそうですがご存知ですかと訪ねてみたら、わからないとのこと。確かに、火災で燃えてなくなっていますが、それが由来というと住民の皆さん驚いていました。



ということで確かめに、資料には法住院というお寺の境界位置だったということで法住院へ行くことにしました。三十三間堂の向かいにある立派なお寺です。

住職の奥様にお話を伺うと、もとは三十三間堂も含めてこのあたりは後白河法皇の御所だったとか。かなり離れた七条駅のこの三十三間堂のあるところと反対側の一橋小学校もそうだときき、かなりの広範囲驚きました。

奥様に、北斗堂が、どこにあったのかご存知ですか?と訪ねてみましたが、またまたわかりません。でも、私が地名辞典の中の北斗堂のあったところが北斗町らしいというと、奥様曰く、ではそこに北斗堂があったのでしょう、とのことです。

そしていただいたお寺の由緒書きに、昔の御所の絵(法住寺殿周辺図)があり、拡大してよく見ると大和大路の前に絵がかいてあり北斗堂がありました。

京都の北斗町は京都らしい古い歴史があり、まさか後白河法皇の御所の中の北斗堂から、地名が来ていたとは驚きました。

これには我ながら、よくぞたどり着いたぞと達成感を感じました。それにしても住所が面白いです。東山区大和大路下がる2北斗町・・



七条通りには三十三間堂のほかに、京都国立博物館などの観光名所や、伝統技術を生かしたお店が軒を連ねています。ミュージアムショップの京都便利屋には、国立博物館の名品のグッズや過去の図録、いろいろ取り揃えているそう。北斗町の近くの元禄12年創業の「赤尾屋」の漬物屋さんも有名ですよ。


◇リンク◇

京都市  東山区役所

千花有黄ブログ「つれづれ...散歩道」: 京都東山区「北斗町」編


今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ)

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