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【つれづれ・・・散歩道】5月19日 新開場歌舞伎座編

13年05月19日

おはようございます。新しく新歌舞伎座が開場して、東銀座駅の歌舞伎座の最寄りの3番出口が歌舞伎座の建物の地下につながり、中央には「歌舞伎座」という大きな提灯が掲げてあり辺り一帯は、お土産売り場の広場となりすっかり様変わりしびっくりしました。

今日の散歩道はそんな歌舞伎座へ行ったお話です。

年に一度行くか行かないくらいの歌舞伎座ですが、新しくなったということで興味津々。だけど混んでいるだろうと思っていたのですが、一幕見席なら早朝に並べば見られるかなと出かけてみました。以前も一幕見席で見たお話をしましたが、一等席でじっくり見てみたいものです。

あらためて料金を調べると、一等席2万円、二等席1万5千円、三階A席6千円、B席4千円だそうです。やっぱりいろんな意味で余裕がないと1等席は高嶺の花ですね。

それにせっかく東京へ観光に来たんだからと時間の関係上雰囲気だけでもという人が多いと思います。新しく開場した歌舞伎座は本当に綺麗になり正面は同じようですが、後ろには大きなビルがそびえて近代的になりました。

私が歌舞伎座を訪れた祭日の日、10時20分にチケット販売するので、2時間前なら確実に買えるというで朝8時30分に行きました。すると70代くらいの女性がグループで3人、一人で並ぶ男性が数人で12名並んでいました。私が見たのは4階席の一幕見席1,500円、今回の5月公演は1部、2部、3部と分かれていて一部は3つの演目で構成されています。1部の3公演を通しで買えるというの買ってみました。4,000円で500円お得。

一幕見席の入口は残念ながら正面から入れず、向かって左のエレベーターで直接4階まであがります。だけど当たり前ですが相当綺麗になりました。天井は白く音響効果を高めるように波打っているような感じで作られて、舞台も新しいので艶々だし光っているようです。

座席の椅子だって新しいので違います。そして今回初めて使用したのがイヤホンガイド。これはいいです。あらすじを読まなくても、芝居にちっとも邪魔にならなくて、淡々としゃべり口がよくて解説がいいタイミングで入ってくるのでこれは良かった。あと、オペラグラスがないと特に4階はダメです。役者の表情がわかるとより、その苦しみや悲しみの演技が伝わってきますね。

1部の菅原伝授手習い鏡の「寺子屋」という演目、非常に良かったです。寺子屋ですから子供達がたくさん出て書道をしています。菅原道真公の子供を匿っているというのが、敵対関係にあった藤原の時平の命令で、その子供の首を貰いに行くという話なのですが、結局、道真公に恩義のあるその匿っている三津五郎演じる源蔵が、数日前に入門した美少年を身代わりを差し出すというお話で、その子供が実は子供の首を取りに行った幸四郎演じる松王丸の実の子供だったなんて。

そこにはどんでん返しのような話があって、親子の絆や情愛の深さなど、見ていてその切なさ悲しさを実にうまく演じられ、こちらまでその振り絞るような演技が伝わってきて、感激しました。

ということで一幕見席の座席は63席立ち見が50席ほど、振り返れば超満員。人気の高さを感じました。1部全ての芝居を観覧して帰りは、東銀座駅の地下へ行き、エレベーターの列が続いていますが、歌舞伎座タワーへ上がってみました。7階まであって5階までしかいけません。

エレベーターを降りると、これまたすごいです。歌舞伎のグッズが売っていたり、素敵な喫茶室がありました。外に出られるガーデンもあって、ここがとってもいいお庭です。

先人の碑や出雲の阿国の桜の木などがありました。ここからすぐ下には歌舞伎座のお社が見え、紅い階段で下のフロアに行けるようになっています。下のフロアには歌舞伎ギャラリーや歴代の歌舞伎座の建物のミニチュアなど並んでします。歌舞伎を見なくとも楽しめる場所がまたひとつ出来ました。

 

◇リンク◇

歌舞伎座

 

今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ)

 

◇次回予告◇

文化放送『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ6:40〜6:55
ラジオ大阪『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ9:15〜9:30

次回、5月26日は、「ボートハウス平和島編」です。

 

これまでのラジオスケジュールは、コチラです。

 

 

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