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【つれづれ・・・散歩道】7月28日 新潟村上市編

13年07月28日

おはようございます。現在、全国キャンペーン中ですが先日新潟市へ行きました。早朝、古町通り近くの人情横丁を歩いていたら、焼き魚のいい匂いがします。浜焼きのお店で丸々太った串刺しにした魚を炭火でやいていたのです。

美味しそうなので売ってくださいと言ったら30分かかるとのことでした。鮭を注文して前金で支払いますと言ったら後でいいですよ~。阿部鮮魚店という、言葉遣いもとっても丁寧な70代の男性がこういいました。そうして戻ったら、ホクホクと美味しい鮭が焼き上がり、なんと秋刀魚までサービスしてくれ、椅子を用意して下さりそこで食べてきました。おまけに奥さんの握った大きなお握りまでいただいちゃって。儲けなんかより人情が先という感じで感動しました。

ということで今日の散歩道は新潟へ行ったおはなし。新潟市内で仕事が終わったあと、いつものようにどこか散策へということで、電車で約1時間ほどのところに、村上市というところへ行ってきました。車窓からはさすが米どころ、水田が広がっています。村上駅の駅は昔の字体で書かれてレトロな雰囲気を演出です。

駅前には火の見櫓があって、その中に山車の車輪がありました。そして瀬波温泉とありました。バスに乗り温泉へまず行ってきました。15分くらいで着きます。村上藩があった城下町で、木造建築の建物が街中に見られます。瀬波温泉ですが駅から近くて温泉旅館がいくつかありました。

まずは海を見ようと思い海岸へ向かいます。するともう、日本海がすぐそばにあって海水浴場になっていて砂浜が白くてとっても綺麗なところです。心地よい潮風が吹いてきていい気持ちです。すぐ後ろに「汐見荘」という温泉旅館がありましたので行ってみました。入口には足湯があり、自由に入れます。一日しか逗留しなかったのに、瀬波の温泉や日本海の海、松林など散策し気に入られ45種の歌を読んだという与謝野晶子さんの歌がこの足湯に歌が書かれていました。「北海の海にそなえて幌のごと沙丘張りたり岩船ごほり」

汐見荘の日帰り湯へ入ることにしました。この温泉の特徴は舐めると塩辛く、リュウマチや冷え性、打ち身、捻挫に良いそうです。昼下がりまだ夕日が沈む頃には早い時間ですが露天風呂に入り、誰もいない温泉を独占し、目の前の日本海を見つめながら贅沢なひとときで、しばらくお風呂に入っていました。新潟市内からも近いためこの日は週末で団体のお客さんがたくさん見えています。今度は是非、夕日を見ながらお風呂に入りたかったです。

中途半端な時間でしたが、近くにお蕎麦屋さんがありました。「水科」というお店。新潟はお酒も美味しいですよね、せっかくなので地酒のシメハリツルを注文しいい気分。板わさをつまみ、天ぷらを頼み、せいろで締めてきました。ところで村上は鮭が有名で、「イヨボヤ会館」という鮭会館があります。村上の言葉で鮭のことを「イヨボヤ」というそうです。村上藩の藩士が世界で初めて、鮭の母川回帰を発見し、藩の産業としました。

母川回帰とは鮭が生まれた川へ戻ってくる習性のこと。人口河川を作って鮭の産卵ふかを容易にし、村上の鮭文化の礎を築き、財政に貢献した。三面川鮭観察自然館・・秋には三面川の種川を遡上する、鮭群を直接ガラス越しに観察できる。全長50m、幅8m地下の水槽が人口で鮭が生息するという三面川〈みおもてがわ〉とつながっていて数センチの鮭の稚魚がたくさん泳いでいます。3,000匹のうち3匹しか戻ってこないということです。

塩引き鮭は村上の冬の風物詩、そういえば美術館でそんな絵を見たことがありましたが、吊るされた鮭の印象が強く残っています。このイヨボヤ会館の近くにもこの塩引ジャケ専門の老舗のお店が有りましたが窓越しに、大きな鮭がズラッと吊るされているのが見えましたが見ているだけで迫力がありますね。鮭料理は10月から12月上旬が旬だそうです。ちなみに10月から1月が産卵する頃で、運がよければ、見られるということです。

 

◇リンク◇

村上駅 (新潟県) - Wikipedia
新潟県 村上市 瀬波温泉 夕映えの宿 汐美荘
イヨボヤ会館

 

今回訪れた場所は、 ココ(Google Mapへ)

 

◇次回予告◇

文化放送『千花有黄のつれづれ散歩道』日曜あさ6:40〜6:55

次回、8月4日は、「大阪通天閣編」です。

 

これまでのラジオスケジュールは、コチラです。

 

 

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