母の実家のある大分中津市に文学座で芝居を勉強していた頃の二つ上の女性がいる。今は旦那となかなか大きな居酒屋を経営し女将さんだ。結婚して東京を離れ帰郷し店を一からはじめ10年くらいたつのだろう。
順調にいっているようだ。 私の携帯の留守電に『やっと携帯買いました』とメッセージがあった、二階が自宅で狭い田舎だから、携帯の必要性がなかったとは思うが、何ともいまどきめずらしい。でも彼女の住むお城の近くの繁華街はそんな町なんだ。折り返し久しぶりに話すと 『かわったことはないのだけど 何だか元気がでない』ということだ。  私は言った。余裕ができたぶん気持ちに暇ができ、目的がないためなんかむなしくなってるのではないかなってね。またリフレッシュしていない状態じゃないかな。将来への不安を感じる年頃だしね。…だけど慎ましくもたくましく生きてる彼女の姿勢にホレボレしてしまうのだが。きっと携帯を買ったのは、何かを変えたい意識のあらわれだろう。また、そっちへいったら寄ります。

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