阿久悠記念館にて・・
歌謡曲を歌う私ですが
ようやく、これまでヒットしている様々な歌。この頃、しっくりくるようになりやっぱり、ある程度の年齢と経験が必要なんだとつくづく感じています。
今度の文化放送でのコンサートではみなさんよくご存知の、酒場にまつわる歌謡曲を中心に歌っていこうと思います。
その中でも作詞家の阿久悠さんの作品は好きで、常に時代を意識しながらも現代に通ずる名曲をたくさん世に送り出してきました。
私も何冊か阿久悠さんのエッセイなどを持っては時々読み返したり、歌詞の中にも人間の本質や大切なことを教わることが多いです。
で・・明治大学アカデミーコモンの地下にある「阿久悠記念館」へ行ってきました。兵庫県は淡路島出身、昭和30年に明治大学文学部に入学し、34歳で「また逢う日まで」で第13回レコード大賞受賞され、「ジョニイの伝言」「北の宿から」など手がけられたのは5000曲以上におよぶそうです。
ここで阿久悠さんの暮しの手帖に掲載された文章があったが、それを読んで思わずぐっと胸に迫り来るものがあった。
「母は父の専属通訳」
というタイトルのものだった。阿久さんのお母さんは特に学歴も教養もないが、常識があって品の良い人だったそう。おしゃべりでもなく近所でも聞き役だったらしい。その母に輪をかけて父親は無口で愛想がまるでなかったそう。
だけどそんな母親が、父のことになると唯一能弁になり、父の愛想のない一言を解説して膨らまえるそう。母は父の専属通訳だったそう・・。いつも子供たちにに言って聞かせていたんでしょうね。素敵なお母様です。
そんなお母さんの愛情をよく見ていたんだなと思うし、阿久さんの歌詞の中にはそんな何気ない場面などから、人を温かく見つめて、はっとさせられるものが多いのです。年を重ねて親や先輩が亡くなったり、病気で苦しんだり、若くてもそれぞれ運命で、いろんなことがあります。そんな場面にでくわしながら
歌に芸術に慰められて、心の痛みも想い出となって心の支えになったり、
人としての深さが出てきたりするのですね・・・
コンサートではそんな歌の心を伝えていけたらと思っています。
入場無料がまたうれしい~
ゆきちゃん~~素敵な所に行って来ましたね。
明大アカデミィーコモンの建築が発表された頃、僅か20名程度の小さな我が社でしたが、僕を始め4人の明大卒の社員が居たのです。
それで会社として〇〇円の寄付をしました。
1階の壁に社名が書かれておりましたが~~!!
それなのに未だ博物館に行ってないのです。
歌に関しては勿論、古賀政男先生のコーナーもあったのでしょうね。
御茶ノ水では一番大きなビルだと思います。
歴史のある古い講堂の跡地に建てたのですが、丸い屋根を今のアカデミーの屋上に記念として残して居るのですよ。
新曲が益々楽しみになりました・・・・・!!!
たかちゃんへ
明大出身ですものね
もともと、明治立法大学・・でしたっけ?
知らなかったです。
古賀先生のコーナーは別にあるのでしょうね。
阿久さんの記念館にも、他の卒業生の有名な音楽家としてお名前がありました。
また、博物館もあり、古賀先生のギターがありましたよ~。古い屋根が屋上に記念としてあるのは
知りませんでした。
寄付もされたんですね~さすが!